湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科BLOG

カテゴリ「バイオコース」の記事

バイオ通信 No.2711「香辛料の抗菌効果」

卒業前のことですが、2年生の食品衛生学実習で香辛料の抗菌効果を調べました。

香辛料は練りからし、練りわさび、チューブ生姜、生ニンニクです。

 

菌液はブドウ球菌(S.aureus)、大腸菌(E.coli)です。

培地へ菌液を全体に塗り広げます。

シャーレのフタへもわさびを全体へ塗り広げて、ビニールテープで密閉して培養します。

 

左側のシャーレは各菌液だけなので、菌が培地全体へ増殖しています。

右側のわさびと一緒に培養したものは菌の増殖が抑えられて少し透明感があります。

 

にんにくをすったものと一緒に培養したもの(矢印)も増殖が抑えられています。

真ん中のシャーレが菌のみです。

 

チューブの生姜はあまり増殖が抑えられず、菌のみのシャーレと同じようです。

 

練りからしはかなり増殖が抑えられています。

写真ではわかりずらいですが、ほぼ菌は生えていません。

透けて見えているのはシャーレのフタに塗り広げたからしです。

 

今回の結果から、抗菌効果は練りからし、にんにく、練りわさび、チューブ生姜になりました。

この実習後のふ卵器はとても素敵な( ;∀;)においになりました。

 

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バイオ通信No.2706「実技試験・アガロースゲル電気泳動」

1年生の遺伝子操作学実習で実技試験がありました。

プラスミドの調製後、アガロースゲル電気泳動によりプラスミドの有無を確認します。

もちろん、電気泳動槽も一人ずつです。

 

バンドが見えないと困るので、サンプル量を変えて

何本か泳動します。

 

手が震えないように固定してアプライします。

 

サンプル溝からあふれないように入れてくださいね。

 

きれいに調製できているといいのですが。。。

 

泳動後は染色して、UVトランスイルミネーター上で

DNAのバンドを確認します。

今年は全員バンドが確認できました。

しっかりと、プラスミドが調製出来たようです。

2年生になっても忘れないでね♪

 

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わんにゃん通信No.1387「アニサキス」

みなさん、こんにちは。

 

動物看護コース1年生が動物臨床検査学実習Ⅰで、アニサキスについて学びましたのでご紹介します。

以下に画像がありますので、寄生虫が苦手な方、食事中の方などはご注意ください。

 

はじめに、アニサキスとはサバ、タラ、イカ、サケ等に寄生する線虫です。

アニサキスの幼虫はヒトにも感染し、消化器官に感染し、

腹痛や嘔吐、アレルギー症状を起こす恐れがあります。

 

今回の実習ではスケソウダラとマサバの体内から、アニサキスの幼虫を採取し、観察しました。

アニサキスの幼虫は内臓器に多く寄生します。

宿主の鮮度が落ちると筋組織へ体内移動をする特徴をもちます。

 

写真は、スケソウダラの内臓に寄生した無数のアニサキスの幼虫です。

(輪状の模様ひとつひとつが虫体です。)

 

ピンセットを使い、幼虫を摘出します。

 

たくさん寄生していました!

 

アニサキス以外にも、ニベリン条虫が寄生していました。

画像からはわかりにくいですが、魚の体内から摘出して

すぐのアニサキスとニベリン条虫は元気よく動きます。

その姿を気に入った数名の学生は、実習終了後に摘出したアニサキスとニベリン条虫を、

生理食塩水が満たされたチューブに入れて自宅に持ち帰ったそうです。

同居のご家族を驚かしていないか心配です・・・。

 

また、今回実習に使ったサバとスケソウダラは、寄生虫を摘出後に学生が自宅に持ち帰りました。

動物看護コース1年生のEくんは2匹も魚を持ち帰り、自宅で美味しく調理したとのことです。

 

アニサキスの感染予防法は、

魚の内臓を食べない、

新鮮な魚を選ぶ、

魚の内臓は新鮮なうちに取り除く、

70度以上でよく加熱する、または-20度以下でよく冷却するなどの方法があります。

 

正しい知識をもち、寄生虫感染症予防をしましょう♪

 

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バイオ通信No.2705「実技試験・プラスミドの調製」

1年生の遺伝子操作学実習では実技試験がありました。

内容は「プラスミドの調製とアガロースゲル電気泳動」です。

プラスミドの調製法はボイル法、アルカリ法どちらかを選んで操作します。

 

試験時間は3時間、午前と午後に分かれての実施となりました。

機器・器具はすべて各自に用意されています。

始めに、電気泳動で使用する泳動用Buffer、アガロースゲルを調製する学生、

早速プラスミド調製に入る学生といろいろでした。

 

アガロースゲル粉末を天秤ではかります。

 

ゲルは電子レンジで熔解して、ゲル作製板へ分注します。

 

今回はプラスミド保有大腸菌からプラスミドを調製します。

 

ボイル法ではリゾチームで宿主菌の細胞壁を破壊、煮沸によりタンパク質を変性させます。

 

その後、遠心によりいらないものを沈殿させます。

 

沈殿しているいらないものは、爪楊枝でツルっと取り除きます。

 

アルコール沈殿により、DNAを沈殿させます。

アルコールを出来るだけ取り除き、真空デシケーターを用いて沈殿(プラスミド)を乾燥させます。

乾燥後、TEに溶解してプラスミド溶液の出来上がりです。

 

アガロースゲル電気泳動によりプラスミドの有無を確認します。

プラスミドが確認できたら合格です。

上手く出来たのでしょうか。。。

 

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わんにゃん通信No.1386「エリザベスカラー✿」

こんにちは(^_^)

2年生の実習でエリザベスカラーについて学びました。

 

エリザベスカラーは動物が自傷しないようにや動物と人が

ケガをしないように装着したりと様々な場面で活躍します。

とても大事なアイテムですが装着を嫌がる動物が多いです。

 

そこでプラスチックタイプのエリザベスカラーをつけて動物の気持ちを体験してみました。

 

装着の感想としては、音が響くや首に当たるのが気になるなどがありました。

エリザベスカラーは、プラスチック・布・クッションタイプ・洋服タイプなど様々な種類があります。

それぞれメリットデメリットがあります。

 

プラスチックタイプは汚れが拭き取りやすく安価ですが、

割れたり音が響きやすいなどのデメリットがあります。

 

布系は柔らかく首に負担がかかりづらいのですが、

汚れやすく元気いっぱいの子には意味が無い場合があります。

 

動物の様子をみてその子に合う物を選択してあげてください(*^∪^*)

 

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バイオ通信 No.2704「透明せっけん作りました」

2年生の化粧品学実習でせっけんを作りました。

身近な石けんと合成洗剤を作った後、透明石けんを作りました。

ココナッツオイルにステアリン酸を加えて約70℃で融解します。

さらにヒマシ油を加えてよくかき混ぜます。

 

均一に混合したら、70℃に加温しておいたエタノールを入れて攪拌します。

ケン化反応は70℃に加温しておいたNaOH溶液を少しずつ滴下しながら行いました。

ケン化反応が十分に行われたら、70℃に加温しておいた砂糖+グリセリン溶液を

少しづつ攪拌しながら加えます。

成型容器に入れて、室温で放置して固まったら出来上がりです。

 

プーさん石けん。

 

マイクとジェームス。

 

今年は、いつもより上手に出来上がりました(^^)/

透明石けんは美的要素が高いだけでなく、保湿剤であるグリセリンや砂糖が配合されているので

皮膚の保護作用にも富み、使用感もマイルドなものが多いです。

 

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わんにゃん通信No.1382「愛玩動物看護師国家試験受験者を激励」

みなさん、こんにちは。

愛玩動物看護師国家試験を受験する2年生は、新型コロナウイルス感染対策のためもあり、

2月10日(金)で対策講義を終わり、基本的にはあとは自宅学習による試験対策となります。

2月10日(金)の対策講義の最後には、試験本番へ向けての注意事項の確認と・・・

 

一人ひとりにメッセージ入りのお菓子などが手渡されました。

 

いよいよ試験本番、気合を入れていきましょう!!!

 

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わんにゃん通信No.1380「愛玩動物看護師国家試験に向けて」

みなさん、こんにちは。

愛玩動物看護師国家試験に向けて、動物看護コース2年生は連日対策授業に参加しています。

この日は、SH先生の寄生虫に関する対策講義です。(2月7日)

 

みなさん、ぐんぐん力をつけてきているようですね。

体調を崩すことがないように、体調管理はしっかりとして、試験本番へ向けて頑張っていきましょう!

現状で体調を崩している方もいますが、焦らずに体調を回復させ、

万全の体調で試験を迎えられるように努めましょうね。応援しています!!!

 

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バイオ通信No.2701「自己表現セミナー」

みなさん、こんにちは。

第4期の本試験が終わった次の日(2月3日)に応用生物科学科1年生を

対象とした自己表現セミナーが開催されました。

 

まずは先生の講義からはじまり・・・

 

面接時のマナーに関する演習・・・

 

模擬面接へと進んでいきました。

 

1年生は、緊張しながらも頑張って取り組んでいるようでした。

 

いよいよ就職試験も本番を迎えます。

積極的にチャレンジしていきましょうね。

応援しています。

 

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わんにゃん通信No.1378「学生のわんちゃんが実習に参加してくれました ーその9ー」

みなさん、こんにちは。

応用生物科学科動物看護コース1年生のUさんが飼育する、

ミックス犬のノアちゃんがグルーミング実習Ⅰに参加してくれました。

 

ミックス犬とは、2種以上の犬種を交配して誕生した雑種犬をいいます。

さて、問題です!

 

Uさんが飼育するノアちゃんは、何犬と何犬を掛け合わせて生まれたミックス犬でしょうか?

ヒントは

・毛色

・毛質

・頭のかたち

です。考えてみてください♪

 

 

 

答えは・・・・。

ノアちゃんの父犬の犬種: チワワ

オアちゃんの母犬の犬種: ミックス犬(トイ・プードル と 狆)

です!!

 

改めてノアちゃんをよく見ると、

・毛色は狆

・ふわふわなパーマした毛質はトイ・プードル

・頭のかたちはチワワ

の特徴がわかります。とても可愛いです♪

 

今回は実習にご協力くださりありがとうございました。

またいつでも遊びに来てください♪

 

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