• Entry Date
  • 2015.10.21

バイオ通信 No.1501「細胞融合しました。」

2年生の免疫化学実習では、「モノクローナル抗体の作製」をしています。

 

あれは、たしか。。。まだ、暑い頃。

マウスへの抗原投与を開始しました。。

 

マウスの身体の中では抗原が異物として認識されて、B細胞が抗体の産生を始めます。。。

しかし、抗体産生細胞には寿命があるので、ずっと培養出来ません!!残念!

 

なので、どんどん増える能力(不死化)を持つ細胞。。そうです。がん細胞!

こいつと合体させる。細胞融合すると。。。

 

目的の抗体を産生して永久に増え続けることのできる細胞が出来上がりです。。

 

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始めに、マウスから脾臓を取り出します。

 

脾臓にはたくさん血液が流れているので、赤血球が一緒に沈殿となっているので。。

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溶血させて、遠心すると沈殿は白っぽくなります。これが脾細胞です。

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トリパンブルーで染色し、血球計算板を使って脾細胞数を数えます。

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抗体を産生するB細胞と骨髄腫細胞のミエローマ細胞を10:1で混ぜ、遠心します。

 

タッピングをして細胞をほぐしてから、細胞融合の開始です。

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PEG(ポリエチレングリコール)3秒に1滴づつ細胞へ滴下していきます。

これにより細胞膜が結合し細胞融合が引き起こされます。

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培地を1.5秒に1滴づつ滴下して、PEGを希釈していきます。

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遠心して細胞を集めた後、HAT培地へ浮遊させて96ウエル培養プレートへ細胞浮遊液をてきてきします。

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てきてきは毎年、意外な方(?)が能力を発揮するのでした。

 

ハイブリドーマ(融合細胞)ができますように。。。

 

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