湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

  • Entry Date
  • 2015.2.19

バイオ通信No.1403「後輩に技術を伝える経験をして その1」

みなさん、こんにちは。
 
実験動物の技術指導を体験した応用生物科学科2年生に、次のテーマで文章を書いてもらいました。
「実験動物技術を後輩に伝えることの意義と責任について、自らの経験を踏まえて述べなさい。」
 
応用生物科学科は2年制ですが、2年間というその短い教育期間でも、突然小論文のテーマが与えられ、60分程度の時間で、「これくらいの文章を書けるようになるんだな。」 と思うと、ふだんはなかなか褒めることのない私ですが、よく書けていると心から思えますし、感慨深いものがあります。
その2年生達に敬意を表し、何回かに渡り、そのひとりひとりの文章を披露していきたいと思います。
 
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「実験動物技術を後輩に伝えることの意義と責任について、自らの経験を踏まえて述べなさい。」
応用生物科学科バイオコース2年 GT
 
私たちが指導した1年生が、実験動物2級技術者資格認定試験や2年次にこの科目を選択した時に困ることがないようにという思いで教えてきましたが、逆に自分の足りない部分や人に伝えることの難しさなど、多くの事を勉強させられた気がしています。特に理解度や学ぶペースに大きな違いのある1年生に対して、ペースを合わせてみたり、ついてこさせてみたり、その力量にあわせて分けて教えてみたりと、全員が理解しながら技術を身につけることができるようにバランスをとるのが大変でした。また、私たちが指導できなかった内容があると、1年生は次の学年にそれをつなげることができなくなるので、伝えられなかったことが発生したり、指導の質が落ちることがないように意識しました。そんな責任を感じながら教える事は、ほどよい重圧となり、深く考える事の大切さを学ばされたような気がします。そして、チームで教えるという事からも、多くを学ぶ事ができました。チームで教える上では自分の役を見つけなくてはならないため、チームの足りない部分を補うように動いてみたり、チームメンバーのそれぞれの長所を生かせるように役割を分けたりすることで、チームでの動き方を学べたと思います。また、何回言っても伝わらない1年生や、極端に不器用な1年生の指導では、自分の感情のコントロールや忍耐力、そして、教える事の喜びや難しさなど、多くの事を学ぶことができました。ここから、自分が教えられる側になった時に教えてくださる方や目上の方に対してやるべき事ややってはならない事への理解につなげられたと思っています。このように、この経験を通して、様々な面で多くの事を学ぶことができ、とても意義深かったと思っています。
 

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