2年生の食品衛生学実習ではパックテストを使用して食品中の物質の測定を行いました。
調べた物質は食品中の亜硝酸塩とリン酸です。
亜硝酸塩は食品添加物として発色剤・抗酸化剤として使用されています。とくに食肉製品、魚肉製品などの色調を保持するために多く用いられています。
また、リン酸(リン)は食品中に広く分布し、さらにリン含量の高い食品が多いため不足することはありません。むしろ食品添加物として使われている各種リン酸塩による過剰摂取のほうが問題となっています。リンを多く含む食品は牛乳、するめ、しらす干し、プロセスチーズ、大豆などです。
今回学生が用意したサンプルは。。。
Bタメン、ちくわ、かにかまなどです。まず、乳鉢ですりつぶします。
↓↓クリックお願いします
すりつぶしにくいものはハサミで細かく切り刻みます。
サンプルと蒸留水を混ぜて、遠心し上澄みを希釈します。
パックテストの試薬にサンプルを吸い込み測定します。
亜硝酸が多いとピンク色が濃くなります。パックテストの標準色と比較するとだいたいの濃度が判定できます。
リン酸の測定も同様にパックテストの試薬と混ぜると青色に変化します。
このサンプルは標準色と比べると一番濃いもの以上でしょうか。
これだと、測定出来ないのでさらに希釈します。
このように、試薬と反応させて溶液に色をつけて標準色と発 色を比較することでその濃度を決めることを比色分析といいます。
物質を定量する方法で物質の濃度が肉眼で色の濃淡によりわかるので便利な方法です。
2年生のみなさんは比色分析はたくさん行いましたよね♫
覚えていますか?分光光度計とセル。。。いつもありがとうでした。