再浮遊させた細胞浮遊液の一部を使って、細胞数のカウント(細胞濃度の算定)と細胞生存率の算定を行いました。
それを行うにあたり、血球計算盤の準備を行っておきます。
どんな実習でも、実習操作の全体を把握し、必要な準備を効率よく行っておくことは、重要ですね。
細胞再浮遊液と0.4%トリパンブルーを等量混合して・・・
その一部を血球計算盤に入れ・・・
そして、顕微鏡のピントを合わせて、細胞数のカウントをします。
顕微鏡下では、このように細胞を観察することができます。
この写真で見られる横線・縦線は、血球計算盤のものです。
この線で囲まれた一定のマス目の中の細胞をカウントして、細胞数(細胞濃度)を算出します。
また、死んだ細胞は藍色に染まりますので、その細胞と染まっていない生細胞とを別にカウントすることにより、細胞の生存率を算出することができます。
バイオコース1年生は、血球計算盤を使った細胞数の測定原理を理解できたでしょうか?
試験にも出題されますので、しっかりマスターしておきましょう。