GFP遺伝子をプラスミドベクターとライゲーションしたものを学生各自が作ったコンピテントセルと混ぜて、形質転換しました。
緑色に発光しているコロニーから釣菌して、それを分離培養したものがこの写真です。
少しわかりづらいかもしれませんが、左と右で光り方に違いがあるのがおわかりいただけますでしょうか?
このようにGFPの発現量に差が見られることもあります。
これを液体培養すると・・・
そして、遠心機で遠心して集菌・・・
その後、超音波破砕機を使って菌を壊すとGFPが溶媒中に出てきます。
比べてみると、GFPの発現量に違いがあるのが、わかりますでしょうか?
緑色に発光している発光の強弱がGFPの発現量の差によるものです。
※写真左上は、比較とするために空のマイクロチューブを置いてあります。
同じように操作していても、発現量に差が見られる・・・これも理論通りに必ずしもいかない、生物実験のおもしろさかもしれませんね。