みなさん、こんにちは。
10月26日以来になってしまいましたが、天然酵母の実験の続きです。
このように分離培養した天然酵母が、病原性でないかどうかを、アピオキサノグラムで判定します。
ここから一定量の酵母を釣菌して、判定に使います。
アピオキサノグラムにかけると・・・
写真が少しずれてしまっていますが、このようになります。
透明な部分と濁っている部分があることがおわかりになるでしょうか?
透明な部分が-(マイナス)、濁っている部分が+(プラス)と判定して、記録用紙に記載し、パソコンでアピウェブを開き、その結果を入力します。
すると、その酵母がなんという酵母である可能性が高いかが、判定されるのです。
それにより、最終的にその酵母が非病原性か、病原性かを判定するのです。
今回のみんなの結果を見ると・・・病原酵母が多いことがわかりました。
次回は、非病原性であることが確認された酵母を大量に増殖させ、実際にパン作りに使います。
最後に中級バイオ技術者認定試験のための問題をひとつ・・・
問題)酵母について、誤っているものはどれか。
1 原核生物である。
2 一般に出芽により増殖する。
3 分裂で増殖する酵母もある。
4 ヒトに対して病原性を示すものもある。
5 パスツール効果は、酵母で見られる。
正解は1番・・・酵母は真核生物です。
では、代表的な出芽酵母といえば・・・
Saccharomyces cerevisiae
次に代表的な分裂酵母といえば・・・
Schizosaccharomyces pombe
わからなかった人・・・問題集をすぐ開く!!!