1年生の遺伝子操作学実習でDNAの精製に使用する試薬を調製しました!
踊っているわけではありません。
DNAの精製にはフェノール抽出とアルコール沈殿という基本操作があります。
フェノール抽出によってタンパク質を変性させて取り除くことができます。(除タンパクと言います。)
そのときに使用するのは中性平衡化フェノールです。
DNAは酸性条件下ではフェノールの有機層に分配されてしまうので、あらかじめフェノールをTris bufferなどで中性に調整しておく必要があります。
まず、フェノールを溶かしてbufferを加えて。。。。
ひたすらシェイク!シェイク!
遠心後、上清のbufferをアスピレーターで取り除きます。
上清がbuffer、下層がフェノールです。フェノールは水よりも重いのですよ。
慎重に。。。
その後、またまたシェイク!シェイク!
フェノール層のpHが7.8以上になるまでシェイクを繰り返します。
さて、pHはあがっているでしょか。。。
中性平衡化フェノールは市販のものもありますが、自分で調製することでフェノールは下層にくるとか、手についたら危ないとか、手が白くなる=タンパク質が変性するとかを一緒に覚えてくれるといいのですが。。。
経験から学ぶぅ(^^)/
作れるものは何でも作るバイオコースでしたm(_ _)m