1年生の遺伝子操作学実習では、遺伝子組換えの基礎を学びます。
実習では、プラスミドというとても小さなDNAを取り扱っていきます。
プラスミドは、細菌の細胞質に存在し、染色体とは独立に自立増殖する環状二本鎖DNAです。
このDNAを取り扱うのに欠かせないのが電気泳動法です。
まずは、サンプルとなるDNAをアガロースゲルへアプライします(^o^)
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DNAは泳動用buffer中で(-)に荷電するので、(+)側へと移動していきます。
右側(-)から左側(+)へ。。。
アガロースゲルは網目構造になっていて、DNAはその中を障害物競走のようにして移動します。
移動する間に小さい(短い)DNAは網目構造をするすると抜けて行かれるので移動距離が長くなり、
大きい(長い)DNAは網目構造に引っかかったりして時間がかかるので移動距離は短くなります。
この移動速度の差を利用して、いろいろな大きさの分子を大きさ順に分離することができます。
泳動が終わったらエチジウムブロミドで染色後、観察します。
ゲルに紫外線を当てるとDNAが光って見えます。
写真を撮って保存します。
オレンジに光っているのがDNA断片です。
大きさのわかっているマーカーを一緒に電気泳動するとどれくらいの大きさなのかが判断できます。
下にある断片ほど小さいってことになります。
大きさのわかっているマーカーを一緒に電気泳動するとどれくらいの大きさなのかが判断できます。
下にある断片ほど小さいってことになります。
プラスミド調製したらもれなく電気泳動がついてきます!!
しっかり覚えて下さいね。