2年生の免疫化学実習ではモノクローナル抗体の作製をしています。
まずは、7月終わりからマウスを免疫し抗体を作らせます。
今回は、BALB/cという系統のマウスを使用しました。
マウスの抗体産生細胞を取り出してミエローマ細胞(骨髄腫由来)と細胞融合させます。
クリーンベンチ内でマウスの抗体産生細胞(脾細胞)を取り出します。
脾細胞と培養していたミエローマ細胞の数をカウントして、
脾細胞:ミエローマ細胞=10:1になるように混ぜたら融合開始です!
細胞にPEG(ポリエチレングリコール)を1分間かけて加えていきます。
穏やかに攪拌ながら滴下します。。。てきてきまぜまぜ。。。
次に培地を5分間かけてゆっくりと加えていき、PEGを希釈していきます。時計を見ながらかけ声よろしく!
遠心して細胞を集めます。
上清を取り除き、HAT培地に細胞を再浮遊させます。
96ウエルプレートに2滴ずつまきます。
炭酸ガスが5%の37℃インキュベーターで培養します。
HAT選択により、脾細胞とミエローマ細胞の融合したハイブリドーマ(融合細胞)だけが生き残ります。
たくさん融合しますように。。。