みなさん、こんにちは。
各自の鼻腔内から滅菌生理食塩水をしみこませた滅菌綿棒で釣菌して、それを卵黄加マンニット食塩培地に塗抹、培養しました。
培養すると・・・

マンニトールが利用できない場合は、培地の色は赤色のまま
写真では少しわかりづらいのですが、コロニー周囲の培地の色が赤色から黄色に変化しているのがわかります。
マンニトールが利用できる場合は、pHが酸性側に傾き、培地が黄色になります。

また、写真を少し拡大すると・・・

コロニーの周囲に、クモの巣状の白い部分が見られます。
これが、卵黄反応です。
レシチナ-ゼとリパーゼが産生されると、このような反応が見られます。
コロニーが黄色くなっているのは、菌が産生したリポクロームによるものです。
また、コアグラーゼ試験も行いました。
ウサギプラズマ(ウサギ血漿)に対象菌の菌液を加え、37℃で反応させます。
写真では少しわかりづらいかもしれませんが、上がコアグラーゼ陰性(ー)、下がコアグラーゼ陽性(+)です。

対象の菌がコアグラーゼを産生していると、ウサギプラズマ中のフィブリノーゲンをフィブリンに変換して、血漿を凝固させます。
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