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バイオ通信No.2911「生化学実習12」

みなさん、こんにちは。   2年生の生化学実習では、 ゲルろ過クロマトグラフィーを行いました。   ゲルろ過クロマトグラフィーは、 カラムクロマトグラフィーに分類されます。   ゲルを詰めたカラムで分離された物質を分取し、 分析を行います。   ゲルろ過クロマトグラフィーは、 分子量の違いによって分離されます。   したがって前回のSDS-PAGE法と同様に、 物質の分子量を求めることができます。   今回は、アミラーゼ(タンパク質、酵素)の 分子量を求めました。   実習は、カラムにゲルを詰める作業からスタートです。 詰め過ぎも詰め足らずもダメなので慎重に詰めていきます。   次にサンプルを塗布します。 ゲルを乱さないように驚異の集中力発揮中、 慎重に慎重に!!!!!   溶出液(緩衝液)を追加しながら、 分離された物質を分取します。   色付きは分子量マーカーです。 早速、分離が始まりました。   下から青色、赤色、黄色が確認できます。 黄色がすべて溶出されたら終了です。   今回は、1mLずつ分取しました。   分取後、 吸光度測定と今回は試料にアミラーゼを用いましたので、 ヨウ素デンプン反応を行いました。   分取した溶液は、青色、赤色、黄色の溶液になっています。 これらの溶液の吸光度を測定します。   ヨウ素デンプン反応でアミラーゼの確認をします。 デンプン溶液にヨウ素を加えると青紫色になります。   アミラーゼは、デンプンを分解しますので、 アミラーゼが分取された試験管は、青紫色になりません。   試験管立ての中央あたりは色がありません。 この部分にアミラーゼが含まれます。   吸光度測定とヨウ素デンプン反応の結果から、 アミラーゼの分子量を求めます。   分取した試験管の本数が多く、 吸光度測定も大変でしたが、 グラフの作成も大変そうでした。   青紫色にならない試験管がある程度の範囲でありましたが、 ヨウ素デンプン反応も確認ができました。   ちょっと長めの実習になりましたが、 アミラーゼの分子量も求められました。   2年生のみなさん、ゲルを詰める作業からの実習、 お疲れ様でした。   ↓↓クリックお願いします