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バイオ通信No.2617「生化学実習8」

みなさん、こんにちは。   今回のバイオコース2年生の生化学実習は、ゲルろ過クロマトグラフィーです。 ゲルろ過クロマトグラフィーは、分子量の違いによってタンパク質を分離する方法です。 今回は、唾液アミラーゼの分子量測定を行いました。   最初にカラムにゲルを詰めていきます。   ゲルを詰め終わると、慎重にサンプルをゲル面にのせます。   そして分離の開始です。 今回使用した分子量標準液には色がついていますので、分離の様子がわかりやすいです。 ゲルろ過クロマトグラフィーの特徴である大きい分子(青色)から分離していきます。   早速、分離が始まりました。下から青色→赤色→黄色の順になっています。 一番小さい分子(黄色)が溶出をして終了です。   順番に溶出してきた溶液を試験管に回収しました。 こんな感じになりました。 青色、赤色、黄色に分離されているのがわかりますか。 今回の目的である唾液アミラーゼは、無色なので、このままでは、わかりません。 アミラーゼの確認のために、ヨウ素デンプン反応を行いました。   ヨウ素デンプン反応は、紫色になりますが、 アミラーゼと反応させるとデンプンが分解されて紫色になりません。 回収した溶液とデンプンを反応させ、ヨウ素デンプン反応を行いました。 ちょっとわかりづらいですが、色が抜けている試験管がわかりますか。 試験管立ての真ん中あたりの試験管にアミラーゼが存在するようです。 アミラーゼの存在が確認できたので、グラフを作成し、唾液アミラーゼの分子量を求めました。 ちょっと終了時間をオーバーしましたが、良い結果を得ることができました。 2年生のみなさん、次回は電気泳動です。この調子で頑張っていきましょう。   ↓↓クリックお願いします