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バイオ通信No.2605「生化学実習5」

みなさん、こんにちは。   今回の生化学実習は、DNAの性質を利用してDNAの定量分析を行いました。 今回定量したDNAは、もちろん、この生化学実習で最初に行ったDNAの分離で得られたDNAです。 まずは、DNAは、紫外線を吸収しますので、この性質を利用してDNAの確認を行いました。   得られたDNAを確認するために、吸収スペクトルを作成しました。 吸収スペクトルから波長260nm付近に吸収極大波長があるようです。 DNAは、波長260nm付近の紫外線をよく吸収しますので、これでDNAの確認ができました。   DNAの確認だけでは物足りないので、さらにこの吸収スペクトルから DNAの純度とDNA濃度の推定を行いました。 DNAの濃度は、波長260nmの吸収より計算で求めることができます。   そしてさらに、ジフェニルアミン法でもDNAの定量を行いました。 ジフェニルアミンは、DNAに含まれるデオキシリボースと反応し青色になります。   この青色は、結構キレイな青色です。学生も驚いていました。 今回は、検量線を用いて定量をしますので、写真はDNA標準液の反応です。   色の比較のために並べてみました。 左側が得られたDNA溶液の反応、右側がDNA標準液の反応です。 色の濃さの違いは、DNAの濃度の違いになります。 この溶液を分光光度計で測定して、検量線よりDNAの濃度を求めました。   今回の実習は、少し盛りだくさんの内容になりました。 2年生のみなさん、しっかりレポートにまとめてくださいね。