バイオ通信No.2204「生化学実習6」 2021.07.08 バイオコース 授業 みなさん、こんにちは。 今回のバイオコース2年生の生化学実習では、卵白アルブミンの分離を行いました。 それでは、分離操作の様子をご紹介します。 まずは、卵白と卵黄に分けます。卵白をガーゼで濾します。 pH指示薬を加えます。若干緑色になっているのがわかりますか。 酸を加え、赤紫色に変化すると終了です。 写真では、わかりづらいですが、実際に学生もわかりづらかったようです。 学生に色の変化を伝えると、「えー!」と言ってました。 緑色っぽい色からの変化なので色判断は、なかなか難しかったようです。 今回の実習では、結構重要な操作なのですが・・・・・。 遠心をして、上清を回収します。 塩を加え、遠心をして、卵白に含まれるグロブリンを除去します。 上清にさらに塩を加えるとアルブミンが析出してきます。 塩濃度によって、グロブリンとアルブミンがそれぞれ析出してきます。 沈殿(アルブミン)を水に溶解して、透析を行いました。 透析後、今回分離したアルブミンの定量を行います。 タンパク質の性質がわかりやすい実習だと思いますので、2年生のみなさん、しっかり理解してくださいね。 次回は、アルブミンの定量の様子をご紹介します。 ↓↓クリックお願いします