バイオ通信No.1991「生化学実習12」 2019.07.22 バイオコース 授業 みなさん、こんにちは。 今回の生化学実習は、糖の定性試験を行いました。 糖の性質を理解した上で、定性試験を行い、7種類のサンプルの同定を行いました。 無色透明の溶液には、糖類が1種類ずつ入っています。 見た目には全くわかりません。これを定性試験により解明していきます。 その前に、定性試験を行うための反応試薬です。 この反応試薬と反応して、呈色したり、沈殿したりします。 最初の定性試験は、糖であれば反応します。今回のサンプルには、比較のために水も含まれています。 反応していない試験管が1つあります。みなさん、わかりますか? 次は、有名なヨウ素デンプン反応。青紫色に呈色します。これも一目瞭然ですね。 ここからはちょっと糖の性質の理解が必要です。 さらに、単糖類や還元糖などの定性試験を行いました。 後半は、糖類の性質を理解していないと同定ができません。 バイオコース2年生は、無事に全員同定できました。さすがですね。 糖類の性質をしっかり理解しておいてくださいね。 次回は、実技試験。バイオコース2年生のみなさん、お楽しみに!!!!! ↓↓クリックお願いします 今回の糖の定性試験の中で、個人的に好きな実験をご紹介します。 操作法が直火なので、ちょっと危険を伴うのですが、色の変化がキレイな実験です。 反応試薬の黄色から徐々に緑青色に変化していきます。 加熱中の色の変化です。直火なので、色の変化があったところで終了としました。 個人的には好きな実験なのですが、実際に行った学生の反応は? キレイとまずまずの評価でした。色の変化が早いので、じっくり観察をしたい学生もいたようです。