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バイオ通信 No.2994「微生物学実習・腸内細菌の同定4」

1年生の微生物学実習で腸内細菌の同定を行いました。   1晩培養した確認培地を観察していよいよ判定です。   TSI培地はtriple sugar iron寒天培地といい、 斜面部で乳糖、白糖の分解、 高層部でブドウ糖の発酵、ガスの産生、硫化水素の産生を見ることができます。   一番左が菌を植える前です。(これ以降の培地すべて) 糖を分解すると酸を産生するので培地が黄色に変化します。 ガスが産生すると培地に亀裂が入ったり、培地が浮いたりします。 硫化水素を産生すると培地が黒変します。   SIM培地は硫化水素の産生、IPA反応、インドールの産生、運動性、が見られます。   シモンズクエン酸培地は炭素源としてクエン酸ナトリウム、 窒素源としてアンモニウム塩のみを含む合成培地です。   これらを利用できる菌のみが発育でき、 発育すると培地は緑色から青色(アルカリ性)に変化します。   VP半流動培地はアセチルメチルカルビノール(アセトイン)の生成が確認できます。 VP試薬を加えて混和し、赤色に変化したら陽性です。   チトクロームオキシダーゼ試験で好気性菌と通性嫌気性菌の鑑別も行いました。 これらの結果を総合して未知検体を同定します。   今回は大腸菌、肺炎桿菌、サルモネラ、プロテウスの4つの菌から2つを同定しました。   上手く同定できたのでしょうか。。。   細菌にもいろいろな性状がありますね。 それらを調べるためにいろいろな培地が開発されていますね。   ↓↓クリックお願いします