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バイオ通信 No.2990「微生物学実習・腸内細菌の同定2」

1年生の微生物学実習で、腸内細菌の同定を行いました。   BTB乳糖寒天培地、DHL寒天培地、SS寒天培地へ未知検体を培養しました。 菌の種類によって培地の色の変化が違います。   BTB乳糖寒天培地は、乳糖分解菌と乳糖非分解菌が区別できます。 乳糖を分解すると酸が産生されるので、培地が緑から黄色へ変化します。   分解できないと代わりにペプトンを分解して、 アンモニアを産生するので、青色に変化します。   SS培地は選択培地で、サルモネラ属菌と赤痢菌の検索用培地です。   DHL培地も選択培地で、 腸内細菌科の乳糖・白糖分解菌と非分解菌を、区別することが出来ます。   SS、DHLでは硫化水素産生菌を判別することもでき、 硫化鉄を形成すると黒色コロニーが見られます。   観察後はBTB培地から斜面培地へ植菌します。   37℃ふ卵器で培養します。   斜面培地へ植菌した同じ菌をスライドグラスへ釣菌し、   グラム染色します。   顕微鏡で観察して、グラム陰性桿菌であることを確認します。   腸内細菌はグラム陰性桿菌、 通性嫌気性菌、 ブドウ糖を発酵的に分解する、 硝酸塩を亜硝酸塩に還元する、 チトクローム・オキシダーゼ反応が陰性、 普通寒天培地によく発育するという性状を備えています。   今回の培地3つでかなり絞られたと思います。 次は確認培地を使って培養します。   ↓↓クリックお願いします