2年生のタンパク工学実習でタンパク質の結晶化法を行いました。
タンパク質の結晶化法には沈殿剤などの濃度を徐々に変化させて過飽和状態を達成する方法と
はじめから過飽和状態となる溶液を調製して結晶化が始まるのを待つ方法があります。
今回は前者の方法の1つであるハンギングドロップ蒸気拡散法によりリゾチームの結晶化を行いました。
リザーバー溶液の入ってる24ウエルのプレートに結晶化サンプルをのせていきます。

結晶化サンプルはプレートのウエルとぴったりの大きさのカバーガラスへのせていきます。
気密性を高めるために縁にグリースを薄く塗っておきます。
カバーガラスを反転してウエルにのせ上から軽く押さえて完全に密封します。

BufferのpHや沈殿剤の濃度を変えて、いろいろな条件下で行います。
全部できたら20℃のインキュベーターに静置します。

1週間後。
結晶が出来ているか偏光顕微鏡で観察します。

リゾチームの結晶です。

出来る結晶はいろいろでとてもきれいです(^^)/
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