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バイオ通信 No.1787「バクテリオファージ」

1年生の微生物学実習でバクテリオファージの測定を行いました。   細菌に感染するウイルスをバクテリオファージ(ファージ)といいます。 ウイルスは細胞構造がなく、他の生物の細胞内でのみ増殖します。 感染する生物は宿主といいます。   今回は大腸菌へファージを感染させてファージの量を調べました。 軟寒天培地の中で大腸菌(宿主菌)と希釈したファージ液を等量(0.1mℓ)混ぜてから、平板培地へ重層します。   37℃、一晩培養して形成されたプラーク数(溶菌斑)をカウントします。   宿主菌だけのシャーレは。。。菌が培地一面にベッタリと生えています。   1000万倍希釈したファージ液のシャーレでは、プラーク数は7個見られました。   100万倍希釈ファージ液は。。。   10万倍希釈ファージ液では。。。かなりの数のプラークが見られて半透明状態です。   プラーク数をカウントして、ファージ原液中のファージの量を求めます。   例えば、1000万倍希釈のときプラークが7個見られたので7×1000万で7000万。 この値は0.1mℓあたりなので1mℓへ換算すると7000万×10。 このファージ液原液のファージの量は7億pfu/mLとなりました。   1mLに7億って!想像がつかないですね (^^)   ↓↓クリックお願いします