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バイオ通信 No.1374「初代培養と細胞変性効果」

1年生の微生物学実習でウイルスについての実習を行いました。   ウイルスはそれだけでは生きられないので、細胞などの宿主へ感染させてその細胞の変化からウイルスの力価などを調べていきます。 今回はマウスアデノウイルスを使って細胞変性効果を観察しました。   まず、マウスの腎臓を無菌的に取り出して小片にしてトリプシンで細胞をバラバラにします。 141204-1   一晩反応させると。。。   141204-2 塊だった組織が細かくなっています。   この細胞液を培地で浮遊させて細胞数をカウントします。培養にちょうど良い細胞数に調製して24穴マルチウエルプレートへ細胞浮遊液を入れます。 5%炭酸ガスインキュベーター内で培養を開始します。   ↓↓クリックお願いします 一週間後、腎臓細胞はプレートの底に張り付いてのびる細胞です。   細長い柳の葉のような細胞です。 141204-3   この細胞にマウスアデノウイルス溶液を入れてウイルスを感染させます。 一週間後に観察したら、細胞がウイルスに感染して、膨らんだようになっていったり、はがれてしまっていたりと細胞に変化がおきていました。   これを細胞変性効果(CPE)といいウイルスの感染力などを調べるのに用います。 141204-4 141204-5   ウイルスのよって細胞変性の過程にも特徴があるので、特徴をつかんで観察してくださいね。