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バイオ通信 No.1357 「クローニングしました」

2年生の免疫化学実習ではモノクローナル抗体を作製しています。 細胞融合を行い、無事にハイブリドーマが増えてきました。   目的の抗体を産生しているハイブリドーマかどうかをELISA法によって調べます。 前日に抗原をつけた96ウエルのプレートにBSA(牛血清アルブミン)を加えて、ブロッキングします。   141102-1 プレートにすり切りいっぱいBSAを入れるのですが、96ウエルもあるし、プレートの数も多いのでみんな集中して作業しています。   1時間ブロッキングしたら、1次抗体と抗原を反応させます。   141102-2 1次抗体はハイブリドーマの培養上清です。   細胞培養しているプレートとELISAプレートは同じ96ウエルなので対応するウエルへ上清を入れて行きます。   列がずれないように気を付けて。 141102-3   ↓↓クリックお願いします 抗原と1次抗体を反応させたら、次に2次抗体を加えます。   2次抗体には酵素が標識してあって、この入れる基質と反応すると発色します。 141102-5   最後に基質を入れて、発色するのを待ちます。 141102-6   発色している場所を探します。発色していれば当たり!!   発色が強ければ抗体がたくさん産生されているってことです。 141102-8   発色にているウエルに対応する培養プレート中に目的の抗体を産生しているハイブリドーマが存在しています。 この細胞を培地へ集めて浮遊させてまた、新しい96ウエルの培養プレートにまきます。 クローニングによって、ハイブリドーマは希釈されて1ウエルに入る細胞数が減ります。。 最終的には1ウエルに1個の細胞にするのが目的です。。