Sです。
昔から腰痛持ちで、どうにも腰のあたりの重たい感じが解消されず、先日カイロプラクティックに行ってきました。
そこでの先生とのやりとりの中で、立っている方が座っているときより楽だという話をしたところ、面白いお話を聞けました。
今回はその話の出典元を調べてみたのでご紹介します。
お話の元となる論文は、スウェーデンの整形外科医ナッケムソン博士の行った研究で、姿勢の変化による椎間板の内圧の変化を調べた物のようです。
結果のデータだけ見たのですが、どうやら通常の立位状態の椎間板内圧を100%とすると、座位姿勢では140%、しゃがんだ状態、前屈みで荷物を持ち上げる動作を行ったときは、実に275%と立位の3倍近くの負荷が椎間板にかかっているようです。
NACHEMSON A :THE LUMBAR SPAIN.AN ORTHOPAEDIC CHALLENGE.SPAIN 1:59-71,1976
しゃがんだ状態、前屈みで荷物を持ち上げる動作、これってよくぎっくり腰をやるときの状況ですよね。
私も以前ぎっくり腰をやりひどい目に遭いました。
ちなみにぎっくり腰は別名「魔女の一撃」とも呼ばれるそうです。
もう2度とやりたくはありません。
学生の皆さんも授業中は座りっぱなしですので、休み時間には少し背筋を伸ばして見てはどうでしょうか。