湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

  • Entry Date
  • 2012.1.27

加湿器はベルリン式で?

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昨日の最小湿度(気象観測上、1日のうち最も低かった湿度の値)も30%以下で空気の乾燥が続いています。

風邪の原因となるウイルスは冬場の低温乾燥の環境下で空気中の飛散量が増加するため、流行しやすくなります。

そこで、ウイルスの嫌いな環境づくり(湿度60~80%,室温20~25℃)が大切となります。

実はベルリン式とは新しい加湿器のシステムではなく、リーフタンク(自然の海の生態系を再現した水槽)の濾過システムのことでした。 このところ、1週間にバケツ一杯の水が自然に蒸発して、加湿されています(300Lの海水が24時間循環、空気と接する表面積は90×45㎠)。

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●珊瑚が生えているのがライブ・ロック、底面に見える白い珊瑚砂がライブ・サンド(約15cm)。表層部に硝化バクテリアが、下層(内部)の嫌気層に反硝化バクテリアが住んでいます。

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●ベルリン式とは生物的濾過と窒素分解作用[排泄されたアンモニア→亜硝酸→硝酸塩→窒素ガス→空気中へ放出]をライブ・ロックとライブ・サンド(に住み着いている硝化および反硝化バクテリア)に頼っているシステムのことで、人工的なフィルターは必要としません。

ライブサンドは水槽設置後(15年間)交換していません。水換えも3ヶ月に1回、100L程で生体の状態は良いです。

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