Wです。
病院では検体検査(一般/免疫化学/血液等)の大部分は
『自動分析装置』で測定し、リアルタイムに精度管理(結果の質の保証)
を行って臨床側に報告することになります。
学内実習では『用手法』で<測定原理>や測定操作を学びますが、
今回は自動分析装置【株式会社エイアンドティー】を用いて
Na・K・Cl<イオン選択電極法>と血糖<GOD酸素電極法>を測定しました。
同一検体を多重測定(n=10)して同時再現性(CV%)を計算しました。
4項目ともCV1%以内で精密さは良好、ばらつきはありませんでした。
キャリブレーションや精度管理用試料の測定など日常メンテナンスが大事です。
なお、各サンプル(①~⑥)の平均を比較して測定値への影響(溶血/抗凝固剤の塩/
血球分離までの放置温度など)について考察しました。
①血清 ②溶血血清 ③血漿(EDTA-2K) ④血漿(ヘパリンNa)
⑤全血24時間室温放置後血清分離 ⑥全血24時間冷蔵放置後血清分離