湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

2023年 7月アーカイブ

2年臨床化学実習・臨床酵素

Wです。

 

疾患との関係で測定される血清酵素を『臨床酵素』といい、

疾患部位や細胞傷害の程度の指標となります。

 

酵素はタンパク質からなる生体内触媒ですが

タンパク質量としては微量なので活性(≒反応速度)を利用して測定します。

 

実習では酵素液[異常高値のコントロール血清を段階的に希釈]の

反応初速度V(≒Vmax)と酵素濃度[E]が比例することから

●0次反応条件([S]≫Km)下では

V(≒Vmax)を測定することにより[E]の定量ができることを確認しました。

 

写真の酵素反応速度測定装置[恒温セルを有する分光光度計に

レコーダーを接続して吸光度変化を反応開始0分から連続的に記録

≒初速度分析法]を用いてALP(アルカリホスファターゼ)の反応速度[U/L]を

4-ニトロフェニルリン酸を基質とする方法で4-ニトロフェノールの

生成速度(ΔAbs405/min)から計算しました。

 

酵素の反応速度は測定条件により大きく変動するため

実際は酵素項目も標準化の流れにより

●JSCC(日本臨床化学会)標準化対応法と検量用酵素標準物質により

JSCC常用基準法の測定値に換算(正しく伝達)されています。

 

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不定愁訴(ふていしゅうそ)

hiraiです♬

 

月曜日から体調不良で欠席する学生さん、

どういう風に悪いのか聞いてもはっきりしない事もあります。

 

原因がわからず何となく体調が悪いことを「不定愁訴」といいます。

聞き慣れない言葉ですが、医療の世界では一般的で

診察や検査を受けてもはっきりとした結果が出ず、

不調の原因がわからないまま…。

 

よく言われるのは自律神経のバランスが崩れているなど

生活習慣改善の見直しなどが求められることもあるようです。

 

体調を整えるのも社会人になるためにも必要なことですが、

1年生は7月27日(木)から初めての前期本試験が始まります。

この時期は特に夜遅くまでの試験勉強、からの睡眠不足と

負の連鎖に陥りがちです。日々の生活リズムを整えながら

試験勉強に取り組んで下さい。

 

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日本顕微鏡学会にて

OKです。

 

先週、島根県松江市で行われた第79回日本顕微鏡学会総会に行ってきました。

今回は技術認定委員会主催の基礎技術チュートリアルで講演して、

総会で学会監事の任期も終わり一段落です。

 

 

学会の合間に、出雲大社に行き大国主大神様に学生さんの健康と全員国家試験合格をお参りしてきました。

 

 

 

また、駅舎に日本刀の基となる玉鋼が展示されていました。

この塊が刀鍛冶によってたたかれ立派な刀になります。

学生時代は言わば玉鋼から刀になりつつある過程とも言えます。

 

1・2年生はもうすぐ本試験です。準備は出来ているでしょうか?

 

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