湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

2021年 6月アーカイブ

強い赤血球・弱い赤血球

mizuです。

 

前期血液実習もラストスパートに入りました。

今回は溶血性貧血の原因を見つける検査の一つ

「赤血球浸透圧抵抗試験」を実施しました。

 

等張~低張の食塩水に血液を加え、

どれぐらいの低張液まで溶血せずに耐えられるか?

をみます。

 

実際の結果がこちら。

左から右に向かってどんどん低張液になっています。

 

混ぜて放置後、遠心しているので

試験管の下から見ると、、、

溶血していなければ

赤血球が赤ボタンのように沈殿しているのがよくわかります。

 

今回は作業に追われて、考える時間が少なくなってしまった。

申し訳ない。。。

 

どんな(形の)赤血球が溶血しやすいか考えてね。

ちなみに「正常検体」も「患者検体」も私。

 

でも、H先生の知恵袋から頂いた技で

「患者検体」は結果が面白いことになります。

どんな細工かはさておき、本当の患者さんの血液だと思って考察しましょう。

 

くれぐれも、mizuの血液だから「強いはず!」と、思わないように。

 

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定期試験・1ヶ月前ですよ

Wです。

 

前期試験の日程(本試験7/29~8/6,再試験9/2~10)が発表になりました。

1年18科目、2年14科目です。

1年は基礎科目が中心、2年はすべて専門の検査学です。

計画的に準備して本試験で合格(原則60点以上)しましょう。

 

不合格になると

①補講や再試験で夏休みが半減します。

②再試験代も必要です。

③再試験で良い点数を取っても不可が可になるだけです。

なお、追試験は学校が認める正当な理由があって本試験を未受験のヒトが対象ですので、再試験(本試験が60点未満で不合格)とは異なります。

 

試験問題作成は簡単です。小テストやレポート課題など履修内容から選ぶだけですから。実力試験ではありませんよ。

 

問題は採点です。3科目(生化学・臨床化学・臨床化学実習で3頁×3科目)で延べ9頁×80人=720頁、採点時間を1ページ1分とすると12時間も掛かります。

 

グラフ、反応式、計算、説明など記述中心で国家試験形式(番号を選択するだけ)は少ないですから。適当に回答はできませんよ。

勉強して分からないことは講義資料、問題を持参の上、質問に来て下さい。

 

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動き出した….

こん◯◯はT.Hです。

 

小田原箱根健診クリニック7Fから電車と小田原城

 

人流もさかんになり城下町としての役割も復活

オリンピック

緊急事態宣言解除

新型コロナウイルスワクチン接種者増加

梅雨入り

 

良い悪いは度外視し世の中動いております。

 

6月18日(金)から始まった臨床検査技師・救急救命士対象のオンライン講座の受講と、模擬のワクチン接種機器を使った実技研修の受講を求める。両方を終えた人が集団接種会場で接種業務を担う。

 

早速、私も受講(300分)修了証明証を発行してもらいました。

後は都道府県および市町村主催の実技研修(講義 + シュミレーターを用いた実技)を残すのみ、しかしながら神奈川はワクチン打ち手が充分に確保されていれば実技講習会は幻になる可能性もあります。

出来る範囲の活動を目指し一歩足を踏み入れました。

 

1年生・2年生は前期試験を控え

3年生は病院実習中

 

将来を見据え今から準備する心構えを期待しています。

 

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第77回日本顕微鏡学会に行ってきました

先日、つくば国際会議場で対面とWEBのハイブリッド開催となった第77回日本顕微鏡学会に行ってきました。

 

今回は総会や理事会への出席が必須のための参加でした。

電子顕微やレーザー顕微鏡など様々な顕微鏡を用いた講演は興味深いものばかりでした。

京大ウイルス研野田先生の新型コロナウイルスの微細構造解析の発表など特に注目を集めていました。

 

写真は、以前、私が発表した骨格筋を4種類の顕微鏡(共焦点レーザー顕微鏡、透過型電子顕微鏡、走査プローブ顕微鏡、走査型電子顕微鏡)で見た写真です。

現在、臨床検査関係では、腎生検の電子顕微鏡診断が行われていますが、他にも微細構造解析による診断も増えることでしょう。

 

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細胞はみんな生きている♪

mizuです。

 

血液実習再開〜♪

今回は出来たてホヤホヤ赤血球=網赤血球の算定です。

 

普通染色では見分けがつかないので

網赤血球に残っているrRNAを染めて見分けました。

 

細胞内に青く染まる網状(顆粒状)構造物が見えるのが網赤血球です。

これが全赤血球の何%あるかカウントしました。

 

網赤血球のrRNA部分は網状に濃く染まり

元気のいい赤血球は色素を吐き出せて薄くしか染まらない。

寿命がもうすぐの赤血球は吐き出し悪く、濃く染まる。

 

H先生の素朴なイラストがお気に入り。

 

ペッと、色素を吐き出す赤血球は生き物のようです。

 

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実習機器・マイクロピペット

Wです。

 

病院では検体検査[免疫化学/一般/血液]はほとんど自動分析装置ですが、学内実習では<用手法>で測定原理や測定操作法について学んでいます。

 

例えば、未知濃度検体の濃度の求め方の一つに濃度既知の標準液と比較する<相対分析>があります。

検量線を作成して読み取るアレ(詳細は略)です。

 

<検量線作成法>には2通り(濃度勾配の設定の仕方)あります(2・3年生は分かりますよね)。

①標準液の希釈系列を作成する方法 → あとは標準操作法で測定するだけ

②標準液[一濃度だけ,希釈はしない]のサンプリング量を変化させる方法 → 総反応液量も変化するので容量補正が必要(誰ですか計算が分からないとは?)

 

特に②の方法はマイクロピペット(写真,10~100μLの間で容量可変)が正しく使えないと検量線は原点を通る直線になりません。

バラツキが大きい人は精密電子天秤を使って検定しましょう。

20.0μLなら0.0200gとなるはずですから。

道具(実習機器・設備)は正しく使いましょう。

 

 

余談です。

前回の続きで、現在水廻り4点のリフォーム工事中です。

 

浴室は完成しました。

 

今週は台所です。昨日解体したので何もありません。

 

カセットコンロとフライパン1つで出来るメニュー、今夜は「豚の生姜焼き」に決定です。

 

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認知症予防の日

hiraiです♬

 

先日、アルツハイマー病の新薬がアメリカで承認されたというニュースが流れました。

医学の日進月歩へのたゆまなき努力には本当に頭が下がります。

 

くしくも今日6月14日は「認知症予防の日」だそうで157年前の1864年、

アルツハイマー病を発見したドイツの精神科医アルツハイマー博士の誕生日でもあるそうです。

51歳でその生涯に幕をおろしましたが、彼の名の付いた疾患はドクター達にたくさんの研究テーマを残したといえます。

 

私が生きている間に治療法は確立されるのでしょうか。。。

 

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暑さ対策

内田です。

 

ここ数日、うだるような暑さが続いていますが学生諸氏の体調は如何でしょうか?

室内にいても何となく蒸し暑く、一歩外に出ると・・・。

16時を過ぎてすこしは・・・と思いきや、日陰は風があると多少涼しくはありますが、陽向は太陽がまぶしいくらいに。

 

明日も暑い一日になりそうです。

 

マスクのせいで余計暑さを感じます。

早めの水分補給など、暑さ対策を万全にして体調管理に努めて下さい。

 

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笑顔

こん◯◯はT.Hです。

 

6月と言えば梅雨

紫陽花・水無月・田植え・ビワ・青梅などなど

鬱陶しい時期こそ「笑顔」を心がける気持ちの余裕がほしい

 

 

<いい言葉は人生を変える>より引用

毎日・・・

『嬉しい』『楽しい』『面白い』『幸せ』

と笑顔で言い続けたら

それを言う人、聞く人どちらも

どんどん元気になります。

こういう人を見て『お前には苦労がないのか』

と言う人がいます。

実際は苦労をしてきた人ほど顔には出さず笑顔の重要性を

しっかりと認識しているものです。

どんなときも

笑顔を忘れないでいたいですね。

 

学業はもちろん新型コロナウイルス対策、ワクチン接種等

時は進んでいます。

「笑顔」を忘れず頑張る姿を期待しています。

 

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撮り鉄じゃなくて撮り血

mizuです。

 

今回の実習は血球の特殊染色です。

種類の鑑別が難しい血球が持つ特定の成分だけを染色。

白血病の分類などでは欠かせない染色です。

 

実習ではペルオキシダーゼ染色を行い、各血球の形態をスケッチしました。

 

ちなみにこんな感じで染まりまして、褐色気味の顆粒があれば陽性です。

2時の方向がリンパ球→陰性

5時の方向が単球→弱陽性

10時の方向が好中球→強陽性

です。

 

正常な末梢血なので、わざわざ特殊染色しなくても見分けはつくのですが、

出現頻度の低い好塩基球は陽性顆粒も少なく見つけるのに手こずりました。

 

こちらは貴重な?POD陽性顆粒が見える好塩基球です。

 

濃厚な血液実習月間も一区切り。ちょっと一息つけるかな。

 

話は変わりますが、顕微鏡で見る細胞の写真撮影はこだわりが出ます。

特に病理検査を担当される先生方が撮られる写真はとってもキレイ⭐︎

とてもその域までは到達できませんが、、、

 

ちなみに通勤時に、プロ?の方々がこぞって撮っている何だかわからない電車をつられて撮ることもある。笑

何のために撮っているのか?

撮り鉄気質が少しあるのか?

 

ま、引き続き、撮り血🩸として観察を続けます。

 

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