mizuです。
5月は毎週血液実習🩸
血球数算定を終え、今回は
「赤血球沈降速度」の測定です。
採血した血液をウエスターグレン管(血沈管)という管に吸い上げ、
真っ直ぐに立てて時間と共に赤血球層がどれぐらい沈むかを見る
とてもシンプルな検査。
シンプルなのですが、
なぜ沈むか?に深い意味が。
この3本(左からC,D,E)は同じ人(=私)の血液なのに沈む速さが違います。
わざと、結果に影響が出るよう小細工を仕掛けたのだ。
この血液を顕微鏡で見てみると。
C 赤血球連なってるぞ(連銭形成ともいう)
D Cと比べたら結構バラバラね。
E なんだか赤血球があつまっている!
沈む速さの違いは赤血球同士がくっつきやすいか?がポイント
レポート提出は来週。
2年生の皆さん。ヒントになったかな?
質の高い考察を期待してまーす。
ちなみにこの赤沈管は真っ直ぐに立てるのが元々の方法なのですが、
臨床の現場では時間短縮のためにわざと斜めに立てたりします。
検査法は常に進化している。
私の小細工も進化している。
進化と成長。学生の皆さんと一緒だね☆