湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

2018年 11月アーカイブ

インフルエンザワクチン

Sです。

 

今年もインフルエンザの季節がやってきました。

皆さんは毎年インフルエンザワクチンの接種は行っていますか?

また、インフルエンザワクチンというとどんな物を想像しますか?

おそらくほとんどのヒトが注射を想像するでしょう。

 

注射タイプのワクチンは通常経皮接種となり、IgGを中心とした液性免疫が誘導されます。

液性免疫は感染症の重症化予防には有効ではあるものの、感染防御としての効果は十分とは言えません。

 

しかし、現在注射ではないインフルエンザワクチンが開発されています。

それは経鼻(鼻から吸引する)タイプのワクチンです。

このワクチンは2003年にアメリカで承認され、2011年にヨーロッパでも承認されました。

 

インフルエンザの進入経路は主に経鼻または口腔の粘膜です。

そして、この粘膜上で重要な働きをするのがIgAを中心とした粘膜免疫です。

経鼻タイプのワクチンは鼻に直接霧状の生ワクチンを吹き付けることにより、鼻粘膜へのIgAを誘導します。

そのため、高い予防効果が期待されています。

 

しかし、日本では現在のところ未承認のようです。

また、効果に関しても注射型の方が良いとする報告や、経鼻型の方が優れているとする報告もあるようで、どちらが完全に優位かはまだわからないようです。

 

いずれにしても手洗いやうがい(水道水でOK)をしっかりと励行することを心がけましょう。

 

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「エルニーニョ現象」か?

Uです。

 

散歩中に桜の花を見つけました。

方々で見られてニュースにもなっていましたが、10月1日の台風の強風による落葉の影響だと言われています。

 

しかし一方では、「エルニーニョ現象」の到来も考えられています。

世界気象機関(WMO)もこの現象の発生を予想しています。

日本ではこの冬は暖冬傾向となり、世界中で異常気象をもたらす恐れがあるそうです。

 

USAの悲惨な山火事(東京23区に相当する面積が焼失、死者不明者多数)は異常乾燥?が原因かも・・・

「エルニーニョ現象」と「大地震」との兼ね合いも言われています?・・・など

 

頭の中に色々巡らせながら約1時間歩いて、落葉を免れてきれいに紅葉した銀杏、夕焼けに染まる富士山も見ながらの散歩は終了です。

 

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「インフルエンザ」予防してますか?

こん〇〇はH.Tです。

 

いよいよインフルエンザの季節到来。

1月末~2月がピークですが、もう陽性患者が出始めています。

 

手洗い・うがい はもちろん

普段からの健康管理や室温・加湿等の工夫も行ってください。

 

インフルエンザの診断には、迅速キットが使用され鼻から長細い棒を入れて鼻咽頭から検体を採取したあと、検体と迅速キットを用いてインフルエンザウイルスの有無をチェックします。結果は10〜15分ほどで判明します。

 

ワクチン接種はしましたか?

マスクは飛沫防止や口腔内の加湿に役立っていますので自己防衛も必要かも。

 

来年早々には期末試験期間がやってきます!!

出席日数が足りなく受験が出来ない可能性も否定できません。

試験当日に発症したら?

追再試?

進級は?

 

国家試験当日となれば・・・・・・

自分に出来るインフルエンザ予防は必須条件

頑張れ湘央生!!

 

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1年生と3年生の生化学

Wです。

 

1年生と3年生の授業範囲がちょうど重なりました。

もちろん1年生は初めての内容を履修・習得するのに対して、3年生は国試対策のための問題演習・アウトプットの練習です。

 

項目は<アミノ酸と蛋白質の代謝>で

①蛋白質の消化・吸収

②アミノ酸の代謝(アミノ基転移/酸化的脱アミノ/脱炭酸)

③尿素回路・アンモニアの処理

④ヘム・クレアチン・塩基・ホルモン(アミノ酸誘導体)の合成

などでした。

 

1年生の皆さん、今勉強したことがそのまま国試に出題されますよ。

先ずは理解して、次に覚えることです。

 

Q1 次の酵素と基質の反応式を答えよ。 *国試では反応式の誤りを選ぶ形式です。

1.アスパラギン酸 - AST  <アミノ基転移反応>

2.アラニン - ALT     <アミノ基転移反応>

3.グルタミン酸 - GLDH  <酸化的脱アミノ反応>

4.アルギニン - アルギナーゼ <肝臓・尿素回路>

5.クレアチンリン酸 - CK  <骨格筋・基質レベルのリン酸化>

 

Q2 チロシンの代謝産物でないのはどれか。

1.アドレナリン

2.チロキシン

3.メラニン

4.チラミン

5.セロトニン

 

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冬の到来

髙橋です。

冬らしい寒さが続いておりますが如何お過ごしでしょうか?

 

朝の寒さに負けて寝坊してしまう人や、体調を崩されている方も多く見受けられます。

1日分の授業の休みは自分一人で1日で取り返すのは大変です。

体調管理をしっかりと!

 

今週の土曜は最高気温が12℃との予報もあります。

僕は寒いのは嫌いです・・・・・・。

 

さて、1,2年生は冬休みまで1ヶ月を切りました。

 

皆さん楽しみにしていると思いますが、冬休みに遊んでばかりいると年明けの後期本試験で痛い目を見るかもしれません。

試験直前に焦ることのないようにするために、冬休み前の残り1ヶ月を有意義に過ごして、楽しい冬休みを迎えられるようにしましょう。

 

3年生は総合演習が始まったばかり。

毎月の模擬試験でなかなか結果が出ずに苦しんでいる人もいるかとは思います。

国家試験まで時間がなくて焦る気持ちはわかりますが、暗記はこつこつと時間をかけるしかありません。

 

2018年、後悔の残らない過ごし方をしてくださいね。

 

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歯が、、、(part2)

こんにちは。吉川です。

 

ここ数日で一気に寒くなり、秋も終わってしまった感じがします。

通勤時、周りを見てみるとコートを着ている人が増えてたように思えます。

天気予報を見てみると、日が経つにつれ段々と最高気温も下がっていき、更に寒くなるようです、、、

 

今年は風疹(Rubella virus)や梅毒(Treponema pallidum)の罹患者が多いようですが、インフルエンザウイルスがそろそろ流行ってくる頃です(例年12月から2月に流行)。

国家試験や定期試験などが有るので、学生の皆さんは罹患せぬよう気をつけましょう。

 

さて、話は変わりますが前回のブログでも書かせて頂いた私の歯の事なのですが、先週とうとう完治しました!

病院へ行き、また少し神経を削り消毒し、レントゲンを撮って問題無かったので、穴が空いた神経が無い歯に樹脂を詰めて塞ぎました。

最初は違和感が有りましたが、今では完全にそれがなくなり普通の歯として機能しています。

 

歯の神経を抜いたので感覚が無くなるのかと思いきや、触った感覚や噛んだときの感覚はちゃんとするので安心しました。

通院も終わり、無事に治って歯も一安心しているようです。

 

そして、自分の歯にはそんなに虫歯菌がいるのかと疑問に思ったので見てみることにしました。

目的は齲蝕原性細菌の検出です。

自分自身のデンタルプラークを採り、ヒツジ血液寒天培地に塗抹、37℃、24~48時間、好気培養します。

 

下記は培養後の写真です。

 

ほんの少しプラークを採り、塗抹しましたがもの凄い菌数です。

G染して顕微鏡で見てみましたが、目的の菌は見つからず、GNR、viridans group stereptococciなど数種の菌種がみられましたが、推定不可だったので写真は割愛します。

目的の菌はここではおそらく検出されませんでした。

興味がある方は自分で培養してみて下さい!

 

因みに、歯表面に定着した細菌が分泌する菌体外多糖などが基になってプラークが形成されます。

プラーク構成細菌の種類・数はその形成・成熟の過程によって異なりますが、Actinomyces属、Corynebacterium属、S.sanguinisS.mitisS.mutansS.sobrinusなどのStreptococcus属の細菌が検出されます。

 

歯肉溝にも菌が居て、そこは嫌気的な環境を形成しているので、他の部位に比して嫌気性菌が多く常在しています。

これらの中には、内因性感染によって歯周疾患を起こすものがあり、Fusobacterium nucleatumPor-phyromonas gingivalis、Prevotella intermediaなどは慢性歯周炎の発症に関連すると言われています。

 

そこで、実際に自分の歯肉溝、その近辺のプラークを採って見てみることにしました。

菌種や菌数が多いことが見込まれるので培養せず、直接スライドガラスへ塗抹し、G染して顕微鏡で見てみます。

 

それが下記の写真になります。

 

上の写真の、細長い紡錘状のGNRはFusobacterium属と推定します。

この菌が一番多く見られました。

 

ところどころスピロヘータも見られましたので日和見感染症の一つであるワンサンアンギナに気を付けたいと思います(居た菌が、Fusobacterium nucleatumTreponema vincentiiだった場合)。

他には、Actinomycesらしき短いものから長いものや分岐するなど、様々な形態を示すGPRが居たり色々な菌種が検出されました。

おまけに扁平上皮細胞も。

 

このように様々な細菌等が見受けられました。

また虫歯にならぬよう日々、口腔ケアには気を付けようと思います。

 

長くなりましたが要約すると、歯を大切にしようということです!

皆さんも歯は大切に!

 

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いよいよ本番!

内田です。

 

今年も残すところ45日。

試験、国試、就活・・・、色々な意味で本番が近づいて来ました。

 

寒さも本番?本格的になって来て風邪など体調不良を訴える学生も増えています。

最後に物を言うのは、日頃の積み重ねと体力です。

それぞれ目指す所に備えつつ、体調管理を心がけましょう。

 

特に3年生は、就職は?国試は?卒業は?と、気にかかる事が多く大変な日々が続く事と思いますが、体調が万全で無ければ気力も続きません。

各自、目標をクリアすべく頑張りましょう。

 

 

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学生時代の思い出

 

Uです。

 

先々週、学生時代の同級会で山梨県の河口湖へ行ってきました。

 

卒業してから何十年も経っていますが、未だに会うと学生時代の思い出話に花が咲きます。

とても懐かしく、楽しい一時を味わうことが出来ます。

 

皆さんも是非、学生時代を謳歌して素晴らしい思い出をいっぱいつくって下さい。

試験やレポートで苦しんだことも、やがて時が過ぎると良い思い出に変わりますよ。

 

ただし、何事も自分なりに精一杯やることです。

そうすることで心に残り、やがて素晴らしい思い出に変わります。

途中でめげずに頑張って下さい!

 

そして良い仲間をつくることも忘れずに!

 

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「覚悟の秋」

こん〇〇はH.Tです。

 

11月に入り3年生・2年生は大変な時期にさしかかっています。

3年生は国家試験の前段 臨床検査総合演習に突入

猛勉強中...

目標に向かって頑張って!!

 

2年生は実習レポートや小テストでかなりの寝不足状態

進級を見据え近頃 顔つきが変わった人がチラホラ

そろそろ目覚めたのか?

教室内でも変化が?

今後の飛躍が期待されます。

心エコー等 学内生理実習もはじまり実体験を経験し技術力が吸収できるチャンス

「がんばれ2年生」

 

1年生は実習レポートの書き方や臨床検査のルールに戸惑いながらも

一生懸命な姿が伝わってくる人が増加傾向に...

進級か留年?

これこそが分岐点となります。

遅刻・欠席等はもちろん生活態度に難ありでは先に進めません。

高校生活のルールは専門学校では通用しません。

早く気がついてください。

 

11月は覚悟の秋

年末年始の後は期末試験が待ち受けています。

3年生は「国家試験」

今から準備、最善を尽くしてください。

最後はやっぱり「湘央魂」かな!!

 

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歯が、、、

こんにちは。吉川です。

 

最近は朝夜寒く、昼間は気温が高いという日々が続きますね。

そのせいか体調を崩す方が多く見られます。

私自身も先週は風邪を引いてしまいました。

お互い体調管理に気をつけましょう!

 

そんな風邪を引いていた私ですが、先週歯が痛くて何年ぶりかに歯科医院に行ってきました。

出来ることなら自然に治って欲しかったのですが日々痛みが増し、ギブアップしたのです。

その痛かった歯は、昔小学生の頃、虫歯で銀歯を入れそれが取れて長年放置した歯でした。

そして、鏡で見てみると歯に大きな穴が空いていました。

 

仕方なく、歯科医院に行き、レントゲンを撮ったりして貰い、結果的には虫歯が神経まで進行しているかもしれないということで、抜くことになりました(レベルはC2~C3程度)。

細い針金みたいなものにノコギリの歯みたいなものがついていて、それで歯の神経を削っていく感じでした。

歯の神経を削られる度に、歯を大切にしようと心から思いました。

歯は痛くなる前に病院へ行き見て貰った方が良いとも思いました。

 

さて、歯に限らず、口腔内には沢山の微生物が生息しています。

年齢や口腔内の環境変化によって異なりますが、口腔内全体で約300~700種類の微生物が存在していて、その中には虫歯や歯周疾患、誤嚥性肺炎などの発症に関連するものもあります。

齲蝕(虫歯)原性細菌とよばれている、Streptococcus mutans(ミュータンス菌)、Streptococcus sobrinusは虫歯の原因となる菌として有名ですね。

因みに、唾液中には約10の8乗/mlの細菌がいるそうです。

 

目的は違いますが、以前自分の喉頭、咽頭にいる微生物を培養したことがあります。

培養は、ヒツジ血液寒天培地、チョコレート寒天培地を用い、37℃、24時間、炭酸ガス培養をしました。

 

左の培地はヒツジ血液寒天培地、右の培地はチョコレート寒天培地です。

2分画とし、それぞれ左は喉頭、右は咽頭から採取して培養したものです。

 

 

菌数はかなり多く、多い菌は培地全体に菌が生え、少ない菌はその上に単独コロニーを形成しているものまで見られました。

しっかり分離したものもありますが、それを見せるのはまた今度の機会とします。

 

幾つかコロニーを取り、グラム染色をして鏡検した写真が下記のものになります。

最終倍率は1000倍となりますが、これだけでも微生物が多いことが分かりますね!

 

どのコロニーから、どんな菌が見えたか記録し、目的の菌を見つけることが出来ました。

他にも条件を変えて、好気培養や嫌気培養、使う培地も変えたりもし、ある程度の菌の推定もしました。

多くの種類の微生物がみられました。

 

話は変わってしまいましたが、要約すると、歯を大切にしようという今回のブログでした。

歯の神経を抜くことにならぬよう、気をつけましょう!

 

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