takanoです。
臨床検査技術学科2年生は輸血の中でも重要な「不規則抗体」の検査について実習しました。
不規則抗体とは、ABO血液型以外の血液型に対する抗赤血球抗体のことをいいます。
ABO血液型においては、「ランドシュタイナーの法則」によって自己がもつ抗原とは反応しない抗体を血清中に規則的にもっています。これを「規則抗体」といいます。
例えば、A型の赤血球膜上にはA抗原が存在する為、そのA抗原とは反応しない抗B抗体が血清中に存在します。
B型の場合には赤血球膜上にB抗原が存在する為、血清中に抗A抗体が存在します。
O型の場合は赤血球膜上にA抗原、B抗原が存在しない為、血清中に抗A抗体、抗B抗体の両方が存在します。
AB型の場合は赤血球膜上にA抗原、B抗原の両方が存在する為、血清中に抗A抗体、抗B抗体は存在しません。
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