湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

2018年 12月アーカイブ

歯が、、、(Last chapter)

こんにちは。吉川です。

 

最近は朝夜寒く、冬らしさを実感しています。

もう12月になってしまい、今年ももう終わりですね。

振り返ってみると何だかんだあっという間の一年間でした。

 

そして、臨床検査技師国家試験まであと80日を切りました。

3年生の皆さん、勉強の方は順調ですか?

 

覚えることは多いですが、ポイントを一つ一つ確実に覚えていけば合格出来ます。

演習問題の正誤訂正だけではなく、特論や各論、まとめのプリントの内容を全て覚えることが大切になってきます。

基礎知識(土台)が無ければ応用問題は解けません。

応用問題だけ覚えても基礎知識(土台)が無ければ殆ど意味が有りません(同じ問題はあまり出ないので)。

 

どんな問題が出てもそれに対応するだけの基礎知識が先ずは欲しいところです。

基礎を固め、応用問題を解いていけば、見たことが無い問題でも考えれば出来ることもあります。

まだまだ時間は有るので今から本気を出せば全然大丈夫です。

 

また、国家試験の解答方法は択一式なので、運も左右します。

つまり、最後まで諦めないことが大切ということです。

頑張って下さい!

 

ところで、前回、前前回と私の歯の事情についてブログを書かせて頂き、それについて見て頂いた方々から直接コメントを頂きました。

この歳で歯の神経を抜く人は私ぐらいだと思って居ましたが、実際には若くして沢山の方々が歯の神経を抜いたことが有ったり、歯の治療中だということが分かりました。

 

H25年の国民生活基礎調査、通院者率の上位5疾病に「歯の病気」がランクインしています。

これだけ歯の事で悩んでいる人が多いということですね。

因みにこの時の第1位は高血圧症です。

高血圧症に関しては家族性(遺伝性)でない限り、食生活(塩分を控える等)、運動をするなど、日頃の生活習慣を気をつけていれば大丈夫だと思います。

 

歯は磨き過ぎてしまうとエナメル質が傷ついたり、歯茎にも傷がついたりするので、磨き過ぎるのも良くないのです。

プラークを落とす、歯石を作らないようにするというのが大切になってきます。

歯磨きは歯茎の血行を良くするという効果もあるみたいなので、力は弱めに丁寧に程ほどに歯を磨きましょう!

 

私自身の咽頭、喉頭、歯茎や歯表面などの微生物を見てきましたが、舌にも微生物が常在しています。

舌表面にいる細菌は舌背細菌叢と言い、舌表面からはNeisseria属やVeillonella属などが常在していると言われています。

興味がある方は調べてみて下さい。

 

そこで、私自信の舌表面を採取し、直接スライドガラスへ塗抹し、グラム染色で染めて見てみました。

 

上記の写真になりますが、酵母様真菌が見られました。

グラム染色で濃く陽性に、また一部陽性に染まり、大小不同の形態を取り、細菌よりやや大きいのが特徴です。

口腔内常在菌ということを考えるとCandida属ではないかと推定出来ます。

 

通常ヒトには害をもたらしませんが、何らかの原因(エイズや癌治療によるステロイド治療など免疫力が低下したとき等)、常在菌間のバランスが崩れてCandida属が増殖すると害をもたらす場合があります(口腔カンジダ症)。

常在菌なので普段はあまり気にしなくていいでしょう。

他にも沢山の微生物が見られましたがここでは割愛します。

たまには舌も傷つけない程度に軽く磨いてあげるといいかもしれません。

 

長くはなりましたが、歯を大切にしつつ、勉強を頑張って下さいという本日のブログでした。

勉強しすぎて飽きたときは、気晴らしに口腔内常在菌でも調べてみて下さい。

きっと気晴らしになりますよ。

 

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