髙橋です。
臨床検査技師が検査を行う、患者さんから採取されたものを「検体」と呼びます。
検査対象となる検体は多種多様で、血液や喀痰、便や臓器などさまざまです。
尿ももちろん、検体のひとつとして病院で検査されるもので、尿中には目に見えない様々な成分が含まれていて、顕微鏡を使うとそれらの成分を観察することができます。
それら尿中に出現する成分を「尿沈渣」と呼びます。
ということで、本日の1年生Bクラスは一般検査学実習。
今日は尿沈渣の顕微鏡観察です。
沈渣には、健康な人の場合でも観察できるものがありますし、特定の病気で尿中に出現する成分もあります。
国家試験の出題範囲の科目であり、臨床現場で多く行われている検査ででもあります。
しっかりと沈渣成分の特徴を覚えましょう!
<3年生への問題>
尿中から検出されたこの写真成分(S染色)の名称と臨床的意義は?
臨地実習でも聞かれる問題ですよー。