加藤です。
春は天気が定まらず、めまいの患者さんは試練の季節です。
新3年生、卒業生、こんな検査を覚えていますか?
開眼1分、閉眼1分、直立して身体の動揺を調べる"重心動揺検査"の検知台です。
(ロンベルグ率覚えていますか?)
さて、臨床の現場ではラバー負荷と言ってスポンジの上で開眼と閉眼を比較します。
新3年生に問題です。
フカフカのスポンジの上に直立すると阻害される末梢の入力は何でしょうか。
視覚? 内耳平衡覚? それとも深部知覚?
深部知覚!!正解です。
つまり、より確実に内耳平衡覚の障害を検知できるんです。
ラバー開眼 ラバー閉眼
開眼と閉眼でこんなに差が・・・そして、判定結果は・・・
異常。原因は迷路(内耳平衡覚)
左耳聴覚の低音部感音性難聴もありました。
たった15dB落ちただけで間欠的に耳閉感に襲われ、左向きの回旋性眼振が現れました。
この患者さん、実は、私です。
検者も被検者も私です。気持ち悪くて、食べられない・・・だったらいいのに(>_<)
自律神経系に症状がなく、食欲は衰えません。
聴覚さえ戻ってくれれば良しとしましょう・・・
みなさんも体調管理に気をつけましょう(^^)/