10月12日(土)~13日(日)は、湘央祭でした。
15日と18日のblogでご紹介したように、臨床検査技術学科2年生は「呼吸機能」と「血圧・脈波」をテーマにした展示を行い、延べ500人超の来場者をお迎えしました。
おかげさまで、2年生は日頃の勉強の励みとなるような経験をさせていただきました。
ご来場の皆様、興味をお持ちいただき有り難うございました。
さて、2年生は遺伝実習でも頑張りました。
前回は、「PCR産物の精製」という第一関門を突破したことをお知らせしましたが(10月10日のblogをご覧下さい)、第二関門となる「SNP解析」はどうだったでしょうか?
結果はこちらです。
一見何の面白味もないバンドが並んでいますが、上から4番目のバンドは制限酵素未処理のサンプル、一番下のバンドは分子量マーカー、それ以外は制限酵素処理サンプル6人分です。
この電気泳動像から、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)遺伝子の多型解析を行った結果、6人のうち5人は野生型ホモ、1人は変異型と野生型のヘテロと判定されました。
2年生はどのバンドがどれに該当するか分かりますよね?
ALDH2遺伝子が野生型の人は、酵素活性が正常でアセトアルデヒドの処理能力が高いタイプです。アルコールの代謝産物をどんどん処理できるということは、気持ちよくグイグイ飲めるタイプともいえます。
2年生の大部分は来年成人式を迎えますが、飲めるからと言って飲み過ぎるとアルコール中毒になる危険性が大きいので、くれぐれも飲み過ぎないよう自重してくださいね。