Sです。
以前に時間の使い方について触れたことがありましたが、今回は時間の管理について触れてみたいと思います。
時間の管理、学生の皆さんにとっての身近な例は、「レポートの提出」と「遅刻」ではないでしょうか?
時間の管理について、2002年にノーベル経済学賞を受賞した心理学者、ダニエル・カーネマンが提唱した行動心理では、人は何かを計画する際に本来かかる時間よりも甘く見積もる傾向があるそうです。
これを「計画錯誤」と言うそうです。
例えば、実際に行えば1時間かかる作業を、40分程度で終わると少なく見込んで作業に取りかかってしまうのです。
多かれ少なかれ、誰しもが過小評価してしまう傾向があるようです。
では、時間の管理が出来る人と出来ない人はどこが違うのでしょうか。
それは計画錯誤を認識できているかどうか、つまり自分が想定した作業時間と実際にかかる時間に、誤差があることをわかった上で作業が出来ているかどうかなのではないでしょうか。
ですので、いつも時間が遅れ気味になってしまう人は、自分が想定する作業時間の少なくとも、1.5倍の時間を見込んで作業を行うようにしましょう。
もちろん遅れないようにしなければと言う、本人の気持ちが重要なことは言うまでもありませんが・・・。
学校の中では遅刻をしたり、レポートの提出期限に遅れたりしても怒られる位で済まされてしまうことが多いですが、社会に出たらそうはいきません。
時間の管理が出来ない人はそのうち誰からも相手にされなくなってしまいます。
言い訳は通用しません。
そうならないためにも、今のうちから時間の感覚を覚え、計画錯誤を意識して行動できるようにしておきましょう。