髙橋です。
今週からすっかり梅雨+台風も近づいているようで雨模様。
じめじめもさることながら、個人的には低気圧がつらいです。
湿度が高くなったこの時期、室内に生えることが多いカビのお話。
カビは正式名称「真菌」と呼ばれるもの。
ブドウ球菌や大腸菌は「細菌」と呼ばれ、構造や生態が少し違う微生物です。
自然界にも土や水、空気中に生息しており、人体に生息しているものもあります。
真菌のうち、病原性を持つ真菌は身体の内外問わず全身に感染を起こすので注意が必要です。
・・・が、多くの真菌は病原性が弱いため、健康な人は感染せず体力の落ちている人や免疫力が弱った人が感染・発症することが多いです。
微生物検査において、細菌と比べて真菌は形に特徴があるものが多いため形態的な特徴から種類を判定されます。
真菌感染症の原因菌として検出されるものでは
ほうき型(ブロッコリー)のアスペルギルス
棍棒型(ソーセージ)のトリコフィートン
紡錘型のミクロスポルム
などなど(顕微鏡で観察したもの)。
割とかわいい(?)形をしているかと思います。
いくらかわいい形をしているからといって室内にカビがいるのはいい気分ではないので、可能な限り室内の湿度管理をしてカビが生えないように、生えてしまった場合はきちんと掃除をして増えないように(消毒用エタノール◎)、と自分に言い聞かせて今日帰ったら家の掃除をします。