mizuです。
1年生で血液学を担当しているのですが、血液や血球を身近に?感じてもらいたく、今年度はちょっとだけ観察時間を設けました。
よく血球の形態などを説明するときは塗抹標本を普通染色したものが使われるのですが、血液の中ではそんな形も色もしておらず。
意外と本物を見てないなと思い、生の血液そのままと、塗抹標本にしたもの両方を観察してもらいました。
こちらが生標本
見やすくするため、赤血球をほんの少しにしました。
淡い橙色?のが赤血球で、流動性がなくなった液体中で赤血球は連銭して並んでしまいます。
銭形平次の銭さしの様!(通じない表現)
赤血球を染色するとピンク色ですが、実際は黄色~橙色かな。
白血球は透明の丸。核が透けて見える。
背景にいっぱいある小さな透明の粒子は血小板。
染色すると紫になってしまいますが透明なのだ。
スライドガラスに滴下直後は各血球がゆらゆらと動いて赤血球の立体感がよく分かります。
そんな血球を「かわいい」と、思える私。そんな日が1年生にもやってくる?
本当は白血球が貪食しているところを見せたかったのだが、イマイチ分かりづらく断念。
今後の課題とします。