湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

  • Entry Date
  • 2013.11.7

接地を設置  

加藤です。Kto2013Nov.gif

 

2日前に医用工学を紹介しましたが、今日は実践編医用工学のお話をします。

 

生理機能検査で測定波形に混入させてはならないもの、それがアーチファクトです。

とりわけ、心電図や筋電図、脳波などの微弱な電位を記録するとこんな邪魔者アーチファクトが・・・

 

↓↓クリックお願いします

pict-交流障害.jpg

途中から基線が太くギザギザしているのですが・・・・

医用工学で習ったばっかりの1年生、わかるかな?(^_-)

2年生、3年生は当然わかりますよね!? (^_^)v

検査技師の常識、交流障害(ハム)です!!

去る湘央祭で2Bの展示"血圧脈波"の心電図から交流障害(ハム)を消した手技をご披露しましょう。

 

心電図のQRS波をしのぐ振幅のハムの混入に"接地(アース)" を確実に取る方法を考えました。

pict-みどり安全.jpg

 2階の窓から緑のアース線を垂らして・・・

pict-アース棒.jpg

ほんとは釘みたいなアース棒を地面に埋めるのですが

pict-アースもと.jpg

機器に取り付ける部分を

pict-アースに繋げ.jpg

地面に埋めちゃいました!! (>_<)

あ~ら不思議?! 魔法のようにハムは消え失せ、美しい心電図を記録することができました。(*^_^*)

アースは接地。接地の地は地面の地、地球の地。(地肌の地ではありませんョ)

英語でもアースは EARTH または GROUND(^_^)

接地は地球につなげ という実体験のお話でした。

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://sho-oh.ac.jp/blog/medi-tech/2013/11/post-612.html/trackback

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)