加藤です。
2日前に医用工学を紹介しましたが、今日は実践編医用工学のお話をします。
生理機能検査で測定波形に混入させてはならないもの、それがアーチファクトです。
とりわけ、心電図や筋電図、脳波などの微弱な電位を記録するとこんな邪魔者アーチファクトが・・・
途中から基線が太くギザギザしているのですが・・・・
医用工学で習ったばっかりの1年生、わかるかな?(^_-)
2年生、3年生は当然わかりますよね!? (^_^)v
検査技師の常識、交流障害(ハム)です!!
去る湘央祭で2Bの展示"血圧脈波"の心電図から交流障害(ハム)を消した手技をご披露しましょう。
心電図のQRS波をしのぐ振幅のハムの混入に"接地(アース)" を確実に取る方法を考えました。
2階の窓から緑のアース線を垂らして・・・
ほんとは釘みたいなアース棒を地面に埋めるのですが
機器に取り付ける部分を
地面に埋めちゃいました!! (>_<)
あ~ら不思議?! 魔法のようにハムは消え失せ、美しい心電図を記録することができました。(*^_^*)
アースは接地。接地の地は地面の地、地球の地。(地肌の地ではありませんョ)
英語でもアースは EARTH または GROUND(^_^)
接地は地球につなげ という実体験のお話でした。