湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

Tag Archives: 赤血球

はたらく細胞実写化

OKです。

先日、医療系漫画では秀逸な出来かと思いますが、はたらく細胞が今秋公開との話題が出ていました。

私は、よくオープンキャンパスで血液関係の臨床検査を紹介をするときに

この漫画は参考になりますよ!とお話ししていましたが、実際、

当学科の学生も見たことや実際に参考にしている学生も多いようです。

 

作者は、妹さんから免疫関係の学習用に漫画を書いてくれと頼まれた事がきっかけで描き始めたとの事。

思いの外?ヒットしたのではないかと思います。

私は、1966年にミクロの決死圏という映画で、人がミクロ化して体内に入って

60分以内に治療して帰ってくる(確か涙腺から涙に乗って帰還したかな?)映画を観て

ハラハラドキドキしたのを憶えておりますが、

この映画は、昨今のVFX技術を科学的裏付けに基づいて表現すると思いますので、

細胞さんたちと侵入者の攻防をどう描くかけっこう興味があります。

 

URLをご参考まで。写真は、当校の血液実習標本から白血球さんの3兄弟(好中球、好酸球、好塩基球)と

赤血球さんと血小板さん(好酸球さんの右側にあるちっさい点)です。

https://wwws.warnerbros.co.jp/saibou-movie/main.html

 

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血液検査~網赤血球数算定~

mizuです。

 

血液検査の話ばかりですみません;笑

 

今日は網赤血球数を算定しました。

網赤血球はできたての赤血球なので

その数は骨髄での赤血球造血能を反映します

 

細胞小器官がまだ残っているのが網赤血球なので

リボゾームRNAを染色すると、

糸状の構造物が染まって見える赤血球=網赤血球(矢印の細胞)になります

この四角の枠を接眼レンズにセットしてカウントしやすくしています

*詳細説明は省略

 

この実習、ちょっとした実験もやっていて、

わざと、網赤血球が多い検体を調製することができます

 

去年、教育学会で発表したのですが

好評でした♪

 

別の実習でも工夫して、理解と興味を高めたいと考えています

学んだこと、身に付けた技術は奪われることのない財産になります

余すことなく、自分のものにしていきましょう☆

 

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ミクロの世界

mizuです。

 

学校生活にも慣れてきた1年生

こちらは顕微鏡を取り扱う様子。

顕微鏡を扱うのは中学生以来なんて学生もちらほらと

 

久しぶりに覗いたミクロの世界はいかがでしたか?

 

赤い色の血液を拡大していくと

肉眼では見えなかった血球がいっぱい見えましたね

ちなみに真ん中あたりにある透明な細胞が白血球で

直径が10μmくらい(1mmの1/100)

 

周囲にたくさんあるのが赤血球で

直径が7~8μmくらい

 

光学顕微鏡では1~2μmくらいまでが観察の限界で

大腸菌くらいのサイズ

 

大きさの感覚を身につけてほしいな

 

検査において顕微鏡はまさに商売道具

活用しつつも大切に扱いましょう

 

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血液検査~ヘマトクリット値測定~

mizuです。

 

初回実習でやったヘマトクリット値(Ht)測定の様子。

 

毛細管に血液を入れて遠心をすると赤血球層が沈み、

その上に白血球・血小板の層(Buffy coat)、上層には血漿が分離されます。

 

↑こんな感じ。

 

全血の体積Aのうち赤血球が占める割合Bを%で求めます。

 

定規で長さを読み取ってもよし、

専用の読み取り板を使うのもよし。

 

この読み取り板、確か四半世紀前に買ったもの。

 

今も類似品は手に入るようですが、びっくりするほど高いお値段。

昔はこんなに高くなかったと思うのだが。

 

物価高?

円安の影響?

確かに試薬も備品も高くなった。

あるものを大切に使っておこうと思った実習でした。

 

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