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臨床検査技術学科BLOG

Tag Archives: 酵素活性測定法

臨床化学実習・酵素活性測定法

Wです。

 

酵素活性測定法(血清酵素濃度の定量)について紹介します。

 

■臨床酵素の診断への利用

疾患との関係で測定される血清酵素を臨床酵素といい、疾患部位や細胞傷害の程度の指標となります。

 

■ALP(アルカリホスファターゼ)とは

実習で測定したALPは胆肝酵素の一つで、肝胆道系疾患および骨疾患で異常高値となります。

 

■ALP濃度はどのように測定するのか

酵素はタンパク質からなる生体内触媒ですが、タンパク質量としては微量なので触媒能(≒活性≒反応速度)を利用して定量します。

 

実習では0次反応条件([S]≫Km)下で酵素の反応初速度V(≒Vmax)が酵素濃度[E]に比例することを確認しました。

 

写真の酵素反応速度測定装置〔恒温セルを有する分光光度計にレコーダーを接続して吸光度変化を記録〕を用いて4-ニトロフェニルリン酸を基質とする方法で生成物の4-ニトロフェノールの生成速度(ΔAbs405/min)から反応速度〔U/L〕を計算しました。

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