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わんにゃん通信No.364 「DNAの定量」

こんにちは、izumiです。


1期最後の生化学実習は、初回の実習で分離・精製したブタ肝のDNAの定量を行いました。

定量方法は、紫外吸収度測定法とジフェニルアミン法を用いました。


紫外吸収度測定法の操作の流れを簡単に紹介します。

DNAは260nmに最大吸収を持ち、230nm付近に最小吸収をもつという性質を使用します。


ブタ肝のDNA溶液が、260nmの吸収がおよそ0.6となるように希釈します。

分光光度計を用いて吸収曲線を作成し、計算によってブタ肝のDNA溶液の濃度を求めます。

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続きではジフェニルアミン法について紹介します。


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デオキシリボースと特異的に反応するジフェニルアミンを用います。
吸光度を測定し、検量線を作成することで、DNAの定量を行います。

DNAの標準液とブタ肝のDNA溶液を段階希釈します。

バイオコースの学生は、班で相談して希釈倍率を決めていました。
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ジフェニルアミン液を加える際には安全ピペッターを使用します。
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安全ピペッター内に溶液が入らないように、慎重に扱っています。

k20140529-1DSC01396.jpg

試料の準備ができました。
k20140529-1DSC01400.jpg

これを10分間煮沸水浴中で加熱すると・・・
k20140529-1DSC01401.jpg

このようになります。
k20140529-1DSC01402.jpg

試験管が十分に冷えてから吸光度を測定し、検量線を作成してブタ肝のDNA溶液の濃度を求めます。
紫外部吸収度測定法とジフェニルアミン法の結果は同じになったでしょうか。

動物看護コースとバイオコースが同時に行う生化学実習は今回で最後です。
人数が減って少し寂しくなると思いますが、改めて気を引き締めていきましょう。