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わんにゃん通信No.907「皮膚検査」

みなさん、こんにちは。   動物看護コース2年生の動物臨床検査学実習Ⅱで皮膚検査を行いました。 皮膚検査には様々な検査方法がありますが、今回はセロハンテープ法についてご紹介します。   セロハンテープ法とは、皮膚へ直接透明なセロハンテープを貼り付け、表面に付着する細菌、真菌(マラセチア)や外部寄生虫を鏡検する方法です。 スライドガラスを直接押しつけて検体採取をする押捺法と異なり、スライドガラスを押し当てにくい顔面や指先等の検査に優れています。   皮膚から採取した検体はディフ・クイック染色を行います。 3色の液体からなる染色で、Ⅰ液:メタノール(写真:水色の液)→Ⅱ液:エオジンYリン酸緩衝液(写真:赤色の液)→Ⅲ液:アズール色素・リン酸緩衝液(写真:紫の色)の順に染色を行います。 Ⅰ液は細胞を固定、Ⅱ液は細胞質の染色、Ⅲ液は核を染色します。   染色後、水で余分な染色液を洗い流し、鏡検を行います。   動物の皮膚は人間の皮膚と同じく、季節変化に伴う外気の影響を受けやすいです。 梅雨の時期は多湿により細菌、真菌の増殖がしやすくなります。 環境に合わせた看護を心がけましょう。   ↓↓クリックお願いします