湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

Tag Archives: 2年生

臨床生理学実習後半開始

OKです。

今日から、2年生の超音波、脳波、筋電図などの臨床生理学実習の後半戦が始まりました。

この実習は、病院で使われる機器とほぼ同じ機器を使うので、

臨床検査技師を実感出来る科目かと思います。

 

実習は、男子学生さんが被検者となり、病院の検査と同じように心エコーや筋電図、脳波を検査します。

講師の先生方も実務経験豊富な先生方ばかりで、

学生達はいつもよりさらに目を輝かせて?!実習していました。

 

でも、レポート提出は明日の朝まで! レポート作成頑張ってください!

写真は、頸動脈エコー実習の様子です。

 

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2年臨床化学実習・臨床酵素

Wです。

 

疾患との関係で測定される血清酵素を『臨床酵素』といい、

疾患部位や細胞傷害の程度の指標となります。

 

酵素はタンパク質からなる生体内触媒ですが

タンパク質量としては微量なので活性(≒反応速度)を利用して測定します。

 

実習では酵素液[異常高値のコントロール血清を段階的に希釈]の

反応初速度V(≒Vmax)と酵素濃度[E]が比例することから

●0次反応条件([S]≫Km)下では

V(≒Vmax)を測定することにより[E]の定量ができることを確認しました。

 

写真の酵素反応速度測定装置[恒温セルを有する分光光度計に

レコーダーを接続して吸光度変化を反応開始0分から連続的に記録

≒初速度分析法]を用いてALP(アルカリホスファターゼ)の反応速度[U/L]を

4-ニトロフェニルリン酸を基質とする方法で4-ニトロフェノールの

生成速度(ΔAbs405/min)から計算しました。

 

酵素の反応速度は測定条件により大きく変動するため

実際は酵素項目も標準化の流れにより

●JSCC(日本臨床化学会)標準化対応法と検量用酵素標準物質により

JSCC常用基準法の測定値に換算(正しく伝達)されています。

 

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夏の到来?

たかはしです

 

本日の2年生は「臨床微生物学実習」

腸内細菌科細菌の同定を行いました。

 

久しぶりの実習で覚えているかな?と思っていたのですが

きちんと手技を覚えていてほっとしました。

 

しかし今日の神奈川の最高気温は34℃とのことで……

ガスバーナーを使用する際にエアコンを止めなければならず汗だく。

 

夏場の微生物の実習は暑さとの戦いです。

 

 

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新カリキュラム(2年生)

Wです。

 

新カリキュラム変更後、初めての2年生ですが、

配置されている科目が検査学の講義&実習のため、

主な変更点は

1.輸血・移植検査学:講義&実習が臨床免疫学の細科目から独立科目へ

2.検査総合管理学(精度管理学):臨地実習前(3年4月の集中講義)から2年後期へ

3.臨床免疫学&臨床化学の実習:それぞれ90時間2単位から45時間1単位へ半減

でしょうか。

 

担当の臨床化学実習は 8H/日×6回(45H)を

前期3回・後期3回に分けて実施することになりました。

分光光度分析法/酵素法/酵素活性測定法/イオン選択電極法など

の分析理論を学びます。

 

病院では生化学(臨床化学)検査は『自動分析装置』が測定し、

精度管理(検査結果の質の保証)をして臨床側に報告することになりますが、

学校では主に『用手法』で測定して測定原理や測定操作を学びます。

自動分析装置も用手法の測定操作を自動化したものがほとんどなのです。

 

なお、疾病を早期発見するためにも、治療方針を決めるためにも、

EBM(Evidence-Based Medicine)「科学的根拠(エビデンス)に基づく医療」

を実践するために患者情報である検査結果は必須なのです。

 

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検査学の小テスト

Wです。

 

前期授業開始から3週間が経ちました。

新しい履修科目と新しい担当者との出会い。

「先生ガチャ」を嘆いても仕方の無いことです。

学校教育もサービスですから学生にとって当たりでありたいと思っていますよ。

 

ただ「授業アンケート」を見ても意見(良い点or 改善を希望する点)はヒトそれぞれです。

同じ講義を聴いた学生の意見とは思えない、難しい。

 

さて、明日は2年臨床化学検査学の初めての小テストです。

血液化学成分(糖質・タンパク質・酵素・脂質・無機質・ホルモンなど)

の測定法と臨床診断的意義を学ぶ科目です。1年で履修した生化学の検査学です。

 

1回目の出題範囲は『臨床検査の基準値』について などです。

基準範囲(健常者の測定値の分布幅)と

臨床判断値(臨床的に診断、治療、予後の判断を下す閾値)の区別はつきましたか?

 

基準範囲の求め方<統計処理法>は、正常範囲という言葉はもう使いませんよ。

合格点(60点)ではなく80点以上を目指して勉強しましょう。

 

2回目[血糖]からは測定原理(酵素反応式)や計算もありますよ。

この分野(生化学検査学)があまり得意でないヒトも心機一転、がんばりましょう。

何事も最初が肝心です。

 

1回の小テストの点数、1回のレポートの評価に不足があれば

その都度補填しましょう。毎日、新しいことを履修しますから。

 

内容とは関係ありませんが殺風景なので、裏庭の写真です。

Q.何の花かわかりますか?

ヒント:実がなります。

 

 

Ans. 左から 檸檬・蜜柑・柚 です。

 

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