Wです。
第65回臨床検査技師国家試験(臨床化学32問/200問)から難易度A(易しい)問題の一部を紹介します。
選択肢1~5は省略。
これらを確実に得点出来れば良いのですが・・・。
◇生化学(1年生も分かりますよね)
問題34 中性アミノ酸はどれか。
Ans. 4〔アミノ酸アミドのアスパラギン〕
<酸性・塩基性・中性アミノ酸の分類>
問題41 グルコースをグリコーゲンとして蓄える臓器はどれか。2つ選べ。
Ans.2と5〔肝臓と骨格筋〕
<グリコーゲンの合成と分解>
*X(2)typeは1~5の選択肢から答えを2つ選ぶので回答パターンは10通りです。
問題42 アルブミンによって運ばれるのはどれか。
Ans. 1〔脂肪酸〕
アルブミンは非特異的に疎水性物質(脂肪酸/間接ビリルビン/尿酸など)と結合して輸送を担う<輸送(キャリア)蛋白質>。
*グリセロールは3価の高級アルコールで水溶性。リン脂質・コレステロール・トリグリセライドはリポ蛋白を形成して血中に溶解。
問題130 グリセロリン脂質でないのはどれか。 (*130は午後の問題30のこと)
Ans. 4〔スフィンゴミエリン〕
<グリセロリン脂質とスフィンゴリン脂質の分類>
問題138 水溶性ビタミンはどれか。
Ans. 4〔リボフラビン(ビタミンB2)〕
<水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンADEKの分類>
◇臨床化学(2年生は分かりますよね)
問題32 患者血清のLDアイソザイムパターン(別冊No.5)を別に示す。考えられるのはどれか。2つ選べ。
Ans. 2と3 陽極側のLD1,2が優位なので<心筋梗塞と溶血性貧血>
問題36 日本臨床化学会<JSCC>勧告法の試薬中に酵素が含まれるのはどれか。2つ選べ。
Ans. 4と5 <試薬中に酵素=共役酵素反応を用いる勧告法(5つ)>
4.AMY(α-グルコシダーゼ)
5.ChE(4-ヒドロキシベンゾエイトヒドロキシラーゼ)
・ AST(MDとLD)/ALT(LD)/CK(HKとG6PD)
問題43 血糖コントロール不良の糖尿病で低下する血中成分はどれか。
Ans. 5〔1,5-アンヒドログルシトール<1,5-AG>〕
*高血糖時には腎近位尿細管における再吸収がグルコースによって競合的に妨害されるので血中1,5-AG濃度は低下する。
問題134 酵素の国際単位の算出に必要ないのはどれか。
Ans. 3〔測定波長〕
*酵素活性値〔U/L〕=(ΔAbs/min)/ε ×(TV/SV) ×106
問題136 尿酸の酵素法試薬に含まれているのはどれか。2つ選べ。
Ans. 1と5〔ウリカーゼとペルオキシダーゼ〕
*<ウリカーゼ・POD法による尿酸定量>
ウリカーゼ:尿酸+2H2O+O2→アラントイン+CO2+H2O2
H2O2をPOD・キノン色素発色系で検出定量
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