湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

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新カリキュラム(2年生)

Wです。

 

新カリキュラム変更後、初めての2年生ですが、

配置されている科目が検査学の講義&実習のため、

主な変更点は

1.輸血・移植検査学:講義&実習が臨床免疫学の細科目から独立科目へ

2.検査総合管理学(精度管理学):臨地実習前(3年4月の集中講義)から2年後期へ

3.臨床免疫学&臨床化学の実習:それぞれ90時間2単位から45時間1単位へ半減

でしょうか。

 

担当の臨床化学実習は 8H/日×6回(45H)を

前期3回・後期3回に分けて実施することになりました。

分光光度分析法/酵素法/酵素活性測定法/イオン選択電極法など

の分析理論を学びます。

 

病院では生化学(臨床化学)検査は『自動分析装置』が測定し、

精度管理(検査結果の質の保証)をして臨床側に報告することになりますが、

学校では主に『用手法』で測定して測定原理や測定操作を学びます。

自動分析装置も用手法の測定操作を自動化したものがほとんどなのです。

 

なお、疾病を早期発見するためにも、治療方針を決めるためにも、

EBM(Evidence-Based Medicine)「科学的根拠(エビデンス)に基づく医療」

を実践するために患者情報である検査結果は必須なのです。

 

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新カリキュラム

Wです。

 

来春入学生から臨床検査技師の教育カリキュラムが改編されます。

 

一番の変更は臨地実習単位数の増加(7単位から12単位へ・OSCE1単位を含む、

最短でも3ヶ月を要す)でしょうか。

 

OSCE(オスキー)は「客観的臨床能力試験」のことで

知識重視ではなく、判断力・技術力・マナーなど

病院(実際の現場)で必要とされる臨床技能の習得を

適正に評価する方法のことです。

 

湘央ではOSCEへの取り組みは既に始まっていますが、

単位認定となると技術内容の到達度や評価基準の明確化など課題はあります。

 

担当科目では「臨床化学実習」(生化学分野・血液化学成分の定量)は

2単位90時間から1単位45時間に半減します。

 

病院検査の名称では「免疫化学」と呼ばれる分野に含まれます。

自動化(自動分析装置)や標準化(検査データの共通化)、

精度管理(検査データの質の保証)が最初に進んだ分野です。

 

卒前教育の内容、教員の教育力にも変化・向上が求められます。

 

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