湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

Tag Archives: 微生物

菌と薬の話

たかはしです

 

ニュース記事で「人食いバクテリア感染症」というのをよく目にするようになりましたが

「溶連菌感染症」の中で特に症状の重いものを人食いバクテリア感染症と呼ぶそうです。

 

人食いバクテリア含め、感染症になると体の中で菌が増え毒素を産生して悪さをするため、

これを治療するために「抗菌薬」を投与して菌を殺滅させたり増殖を抑えたりします。

 

当然、感染症の原因菌の種類によって効く薬、効かない薬があります。

 

そのため、感染症の治療に際しては

・どんな菌が原因で感染症を起こしているのか?

・その菌にはどんな薬が効果があるのか?

を調べる必要があり

 

これが臨床検査のなかの一つである「微生物検査」です。

 

ということで、本日の2年生は感染症の原因菌にどんな薬が効くのか?を調べる

「薬剤感受性試験」を実施しました。

〇の濾紙の中に薬がしみこんでおり、〇の周りに菌が生えるか否かで

〇の薬が効くかどうかを判定します。

 

微生物検査で出した薬剤感受性試験の結果で患者の治療に用いる抗菌薬を選択するので

感染症分野ではとっっっっっても大事な検査です!

 

話は変わって・・・

実習中、科目によってはエアコンが使用できないものがありますが

微生物検査の実習もそのうちのひとつです。

 

微生物検査ではガスバーナーを使うことが多々あるのですが

エアコンが付いていると風で炎がゆらいでしまうため

ガスバーナー使用時はエアコンをOFFにしてます。

 

エアコンを付けず、ガスバーナーの炎が実習室のあちこちにあり

この時期の微生物の実習は汗だくです・・・・・・

 

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ジメジメの季節

高橋です

 

某ネットニュース情報では関東の梅雨入りもそろそろだそうで、

ジメジメした雨の季節が始まりそうです。

 

ジメジメといえばカビや菌の季節

 

臨床検査技師のお仕事には、病気の原因菌となるカビや菌を調べる「微生物検査」というものがあります

 

目に見えないくらいちいさーーーーい微生物(1/1000~3/1000mm程度)が

なんという微生物でどういう薬が効くのかを調べる検査。

 

検査する際には「培地」と呼ばれる微生物が増殖するために必要な栄養が含まれた寒天の上に

微生物を塗り付けて、温かいところで培養します。

 

1匹だと小さすぎてみえない微生物も、24時間培養すると微生物はどんどん増殖していって……

 

肉眼で見えるくらいの塊を作ります。(これをコロニーと呼びます)

 

このコロニーを使って、さらに様々な試薬や別の培地でこの微生物がどういう特徴をしているか

なんという微生物なのかを調べるのが、感染症の原因菌を調べる微生物検査です。

 

これから夏にかけて、食中毒などが流行し始める季節。

皆さんも目に見えない微生物に感染しないよう、感染対策はしっかりしてください。

 

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暑かったり寒かったり・・・・・・

たかはしです。

 

昨日は室内で実習準備をするだけでも汗だくになるほど暑かったのに

今日は雨も降ったせいか上着を羽織りたいくらい寒くなりました。

 

本日は2年生Aクラスの午前中は「臨床微生物学」の講義を行いました。

前期の範囲でもニガテな人が多い「腸内細菌科細菌」

 

菌の種類自体も多く、またそれぞれの菌の特徴や菌種を決定するための

検査手順なども覚えなければならないため、

学生時代には苦労した記憶があります。

 

定期試験まではまだ期間がありますが

2年生は各科目の内容が非常に濃いので、

毎日しっかりと復習をしてわからないところをそのままにしないようにしましょうね。

 

寒暖差が激しいこの時期、1年生では体調不良でお休みされている学生さんもいるため

皆様も体を壊さぬようご自愛くださいませ。

 

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