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血液塗抹標本

髙橋です。2014MayThs.gif


2年生の臨床血液学実習。


前々回、前回は採血の実習でしたが、今回は血液中の酸素を運ぶ「赤血球」の前物質である「網(もう)赤血球」の観察を行いました。

血液に特殊な色素で色を付けて網赤血球を顕微鏡で観察し、その数を数えることで貧血かどうか、どのような貧血なのかを検査することができます。


顕微鏡で血液細胞を観察するためには血液塗抹標本」という観察用の標本を作らなければなりません。


pict-DCIM0177.jpg

試験管に入った血液をとり


pict-DCIM0180.jpg

スライドガラスに薄く伸ばすと


pict-DCIM0178.jpg

こんな感じ。


写真だと薄くて見えにくいですが、スライドガラスの色が若干変わっている部分が薄く伸ばした血液です。


↓クリックお願いします


このように、血液をスライドガラスに薄く伸ばしたものが「血液塗抹標本」と呼ばれるものなんですが......

簡単そうにみえてこの血液を伸ばす「塗抹」操作が慣れないとかなり難しい!


コツをつかむまではなかなか思うように観察に適した薄い標本ができないんです。

何度も何度も繰り返しやる学生さんもちらほら。


今日の実習でも、これはいい標本だね!というものができた学生さんは10人もいなかったかも?(髙橋目線)


今後もこの血液塗抹標本を作製する機会は何度かありますので、自分なりのコツをつかんで、短時間でいい塗抹標本を作れるようにがんばりましょうね。