薄切操作
髙橋です。
昨日のブログで病理組織細胞学実習の内容をご紹介しましたが、「薄切操作」の作業の流れについて今日はご紹介します。

これが臓器を薄ーーーーく切るための機械である「ミクロトーム」と呼ばれる機械です
左上に刃がついています。

ちょっとでも触っただけでスッパリ切れるくらい切れ味抜群、気をつけて!!

こちらが臓器をロウの中にいれて固めた「ブロック」というものです(真ん中の茶色いものが臓器です)。
このブロックをミクロトームにセットして、刃を前後に動かして約5μm(1μm=1/1000mm)にカットします。
こんな感じ
①

↓
②

↓
③

切り出したブロックは水の上に浮かべて

スライドガラスに貼り付けます。

このスライドガラスに貼り付けた臓器に色をつけることで、臓器の構造や異常(腫瘍や癌など)を観察するのが病理検査。
一件簡単そうに見えるかもしれませんが難しいです。
上達への近道は練習あるのみ!
