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輸血実習「直接抗グロブリン試験・抗体解離試験・抗体同定」

takanoです。2013JanTkn.gif

 

臨床検査技術学科2年生は最後の輸血実習を行いました。

授業としては「総括」と「実技試験」が残っているので、あと2回ありますが、「実習」としては最後となりました。

 

内容は「直接抗グロブリン試験・抗体解離試験・抗体同定」で、直接抗グロブリン試験と抗体同定は既に実施済でしたので、新しい内容は抗体解離試験のみとなりました。

 

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直接抗グロブリン試験は、新生児溶血性疾患や自己免疫性溶血性貧血などの患者さんの検体に対して行う検査になります。

このような疾患の場合、赤血球に抗体(もしくは補体)が感作している(可能性がある)ので、赤血球に抗体(もしくは補体)が感作しているかどうかを調べる為に検査します。

 

抗体(もしくは補体)が感作している場合は、直接抗グロブリン試験が「陽性」となります。

 

直接抗グロブリン試験で陽性となった場合には、感作していた抗体がどのような抗体かを調べる必要があります。

そのためには、まず赤血球に感作している抗体を外さなければいけないので、抗体解離試験を行います。

(実習ではDT解離液を用いた抗体解離試験を行いました。)

 

抗体解離試験で得られた解離液( ←この解離液の中に感作していた抗体が入っています)を用いて、抗体同定を行いました。

 

抗体同定は3回目でしたが、アンチグラムによる消去法、Fisherの確率計算式がまだ上手くできない学生さんがいましたので、試験までにしっかり復習しておいて下さいね!!