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臨床化学実習

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2年生臨床化学実習・尿素(BUN:血中尿素窒素)の測定を紹介します。

■臨床診断的意義

尿素は蛋白質・アミノ酸の代謝で産生される有毒なアンモニアを肝臓で解毒することにより合成<尿素回路>されます。

肝疾患になると尿素の合成能が低下して血中アンモニア濃度が高値を示します。

腎疾患になると尿素の排泄能が低下して血中尿素濃度が高値を示します。
 *血中アンモニアは肝機能(合成能・解毒)検査/*血中尿素は腎機能(排泄能)検査


■測定法:ウレアーゼ・インドフェノール法
尿素をウレアーゼで加水分解して生成されるアンモニアをインドフェノール反応でインドフェノールブルー(青い色素)として比色定量する方法。


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◆ウレアーゼ  って何? 

① 1926年にJ.サムナーによって<ナタ豆>から取り出され、初めて結晶化された酵素。酵素が蛋白質であることが明らかになった。

② 尿素(urea)を加水分解する酵素。その基質特異性により、多成分混合系である検体(血清)から共存物質の影響を受けずに尿素のみを選択的に測定できる。

③ CO(NH2)2+H2O → 2NH3+CO2  の反応を触媒する。


201212121

●ナタ豆